整理が好き
私は「整理」が好きだ。
「整理」の奥深さにみせられた。
片づけを学んで、そうか、自分を幸福にしないものは、
すてていいのか、と気づきをもらい、真面目な私も、
まだ使えるものでもすてることができた。
ご飯粒は、1粒も残してはいけないよ。
お百姓さんに感謝して。
なんて言われたら、ぜったに守らなきゃいけないと
真面目に受け止めていたのと同様に、
まだ使えるものを、ゴミとして出すなんて
やってはいけないことだと思っていた。
ところがどうだ。
納戸に押し込んでいた様々なものを、
捨てて捨てて、捨てまくったら、
まるで、1週間たまったお通じが
一気に出たような、爽快感を味わった。
なんて、スッキリするんだ!
家は、私たちの体とリンクしている。
納戸、押入れ、天袋、クローゼット、靴箱、階段下収納、
シンク下収納、吊り戸棚、
これらに詰まりがあると、そこでに暮らす人に不調が現れる。
使っていない部屋、開かずの窓、
家の中に淀みがあると、そこでに暮らす人に不調が現れる。
「整理」は、自分の人生をともに生きていくものを選び取る作業。
そして、「もの」の整理は、頭・心・時間・人間関係すべての「整理」についても考える機会をもたらしてくれた。
私は「整理」が好きだ。