こんにちは
イデアレコードの左川です。
本屋で平積みとなっている本の中でシンプルながら目立っているものがあって、何かと思って手を取ったのが田中泯さんの「ミニシミテ」であった。映像の中で圧倒的な存在感を出す俳優であること、世界的ダンサーであることは知っているぐらいで一体どんな人なのだろうかと気になって読んでみた次第である。
自分の目で観たものや考えていることを文章にすることが非常にうまい印象を受ける。考え方のベースに独自の芯みたいなものがあって、描写についても視点が特異な感じが滲みでてくる。もちろん彼の考え方や思想について100%賛成というわけではないが、「そうだ」と相手に言わせてしまうような不思議な力があったりするので、人によっては厄介かもしれない。だが同時に彼の存在感の秘密が垣間見せるような気もしたりするので面白かったりもする。
今度、オドリを生で観てみたい。