「シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント」(著:エリック・ジョーゲンソン 翻訳:櫻井祐子)を読んでみた。
こんにちは
イデアレコードの左川です。
twitterで読むべきと薦められている投稿を複数見て、一体どんなものなのか!?ということで読んでみました。
よくある金言集とは思いきや、そこらのものとは一線を画す言葉に満ち溢れていると言っても過言ではない。そしてそれらの言葉が威圧的でも押しつけがましいわけでもなく、ごく自然と自分の頭にスッと入ってくる。
仕事や働き方、人生という観点でも考え方を改めざるを得ない言葉にいろいろ出会えるが、自分が特に好きなのは以下である。
労働集約型のビジネスをやっているとどうしても時間で稼ぐことが頭のベースになってしまう。だが、頭で考えるとことをやめると単なる作業になってしまい、なんの付加価値も生まれず、利益も出せない。
考えることを止めるとそこでゲーム終了ですね。。。
彼はとにかく読書せよということを言葉を変え、繰り返し伝えてくる。知性というのは勝手に生まれるものではなく、圧倒的な読書によって伸ばすことができるもので、それには才能は関係なく誰もが出来ることであるとも解釈できる。もちろん読んだ本を理解するための時間は人によって大きくことなるが、そこは本を選び方と読書量でカバーできるものでもある。
だが、近道はない。
基本を大事にすることの大切さも繰り返し出てくる。小手先のテクニックや魔法の言葉によってうわべだけ分かった気になることはビジネスでは起こりがちであるが、とにかく基本を理解するためには圧倒的な読書と。。。
自分にしか出来ないことを自分自身で見つけることは実はとても難しいことである。だが、自分が理不尽なまでの執着を持てるものは何なのか?という考えると、その道筋が見えてくる。理不尽なまでの執着によってそれを磨き上げていくと、自分自身にしかできない貢献≒付加価値になってくる、ってことかな。
何に時間をかけるべきなのか、ということは限られた人生およびビジネスの中では常に問われる。すると行動は性急でなくてはならないし、その結果に寛容になることで、次につながってくるなとは確かに思う。
「いつやるの?今でしょ」を筆頭にこの手の言葉はよく出てくる。
それくらい重要なことである、ということを再認識。
これ以外にも様々な言葉が出てきて、そこに至るバックボーン等が語られている。繰り返しになるが、とにかく知性を磨くための本を読めということに終始尽きる。
最後に彼の言葉で締めくくりたいと思う。