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「#140字小説 - 「1話30秒」の意味が分かるとゾクッとする話」(著:方丈海)を読んでみた。

こんにちは
イデアレコードの左川です。

GW中は遠出をしなかったこともあり、本を読む時間がそれなりに確保できたので、いろんなジャンルの本を読んでみた。最近は複数のジャンルのものを少しずつ読み進めていくのが主流となっているのですが、そのうちの1冊がtwitterの投稿を見て気になっていた「#140字小説 - 「1話30秒」の意味が分かるとゾクッとする話」です。

Twitterで話題の“超”短編小説が待望の書籍化!

ミステリー、ホラー、感動する話、ブラックジョークetc.
奇想で多彩な161話

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【第01話】
チャイムに出ると、警察が立っていた。
「あなたの旧友である高橋さんが、先日の同窓会の後、殺害されました」
僕は驚愕した。
「そこで、当日の様子をあなたからもお伺いしたく…」
「ちょ、ちょっと待ってください!」
「はい」
「同窓会があったんですか…?」

『悲しい事件』
同窓会 ≧ 高橋。

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【第02話】
撮られると死ぬ。
このカメラには、そんな迷信があるらしい。しかしその真相は、撮った相手をターゲットにする殺人鬼がいたというわけだ。そいつを検挙した俺は、撮られて生き残った記念すべき最初の一人だ。これで、思い残すことは無い。俺はビルの屋上から晴々とした気持ちで飛び降りた。

『殺人カメラ』
カメラは今も、誰かを撮っているのかもしれません。

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Twitterで発表された人気作から厳選した作品に加え、書き下ろし140字小説と短編も収録。
わずか140字の中で繰り広げられる意外なオチの連続に、大人も子供もハマること間違いありません!

※小学校高学年以上から読めるように、小学5年以上の学習漢字と読み方にふりがなを振っています。


【著者プロフィール】
方丈海(ほうじょう・かい)
作家。
Twitterを中心としたSNSに、140字以内で完結する超短編小説を投稿している。
2020年7月から活動を始め、Twitterのフォロワー数は10万人を超える(2022年11月現在)。
140字という短い中で、意外なオチを展開するスタイルが特徴。
ジャンルはミステリー、怖い話、感動する話、笑える話やパロディまで多岐にわたり注目を集めている。
Twitter @HOJO_Kai
Instagram @hojo_kai
TikTok @hojo_kai
note https://note.com/hojo_kai/

amazonの紹介文より引用

140文字という限られた中でオチまで含めた物語を創るのはかなり難しい。それを一つ二つではなく、様々なジャンルにまたがった大量のものとなると、もはやそれは才能でしかない。140文字小説というのは、すぐに飽きそうな気がするのだが、読んでみると意外に飽きない。むしろ活字が苦手な方にとっては心地よい文章量という書き込みもチラホラあって、なるほどなぁと思ったりする。

小さい頃、星新一のショートショートが好きでひたすら読み漁っていたけど、今の若い子にとってはそのような位置づけに近いのかもしれない。

是非とも今後も続けて欲しい。


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