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【OfftheJob】デザインが凄い!おすすめのボードゲーム6選

こんにちは、Webデザイナーの松本です。

ここ数年、世界中で注目を集めるようになったボードゲーム。
ボードゲームの種類やターゲット層も多岐に渡り、中でもデザイナーにはたまらないデザインや、巧みなからくりが融合したボードゲームもたくさん登場しています。

今回は、ボードゲーム・ファシリテーターのチョモランマ山下さんに
「デザイナーにおすすめのボードゲーム」を教えていただきました。
チョモランマ山下さん(以下、チョモさん)は、全国各地でボードゲームの魅力を伝える活動をされているボードゲーム・ファシリテーターの方。チョモさんの説明があると、初めてのゲームでも簡単に入り込めるし、初めましての対戦相手でも不思議と緊張せずに盛り上がります。

では早速、ボードゲームの紹介をお願いいたします!

1. ディクシット

プレイ人数:3〜6人用
所要時間:30分
対象年齢:8歳以上

デザインが優れたボードゲームといえば、ドイツ生まれのディクシット。
ずばり、カードに名前をつけるゲームです。
84枚の色鮮やかでファンタジックな絵柄のカードに心奪われます。

<遊び方>
1.  まず親番の人が、自分の手札から一枚のカードに名前をつけます
 例えば「自由な男の子」
2. 他の方は、手札から「自由な男の子」に相応わしいカードを選びます
3. 全員のカードを裏返しシャッフルしてから全て公開します
4. では親番が選んだカードはどれでしょうか?
 「せーの」で指差しで当てます
親番は、全員に当てられたら0点、一票も入らなくても0点。当てたプレイヤーにも得点が入ります

(チョモさん)
「タイトルは『赤』とか『青』とか『お腹すいた』とか何でもいいんです。ただ固有名詞を言っちゃうと、どのカードか相手にモロバレしてしまいます。つまり、全あて全ハズレではない、絶妙なラインのタイトルをつける必要があるんです」

なるほど!コピーライティング能力も問われるゲームです。何といってもカードの絵柄が素敵で、見ているだけでも目が潤いますね。

2. ナインタイル

プレイ人数:2〜4人用
(※複数購入すれば、大人数でも同時にプレイできます)
所要時間:15分
対象年齢:6歳以上

これはゲーム説明が実に簡単、お題通りに9枚のタイルカードを並べるゲームです。

<遊び方>
1. 手元にある9枚のカードをお題通りに並べるだけ
2.「あれ、ないなー」と思ったら裏返してみて
3. 揃ったら、次のお題へ
つまりはスピード勝負。時間内でたくさん揃えられた人の勝ちです

(チョモさん)
「これ、高齢者施設などで物凄く盛り上がるんです。お子さんも大好き。小学一年生と高学年が一緒にやる場合は 5秒後スタートなど、ハンデをつけてあげることもできます」

これは大人でも夢中になって、ハマってしまいそうです。レトロなタイル柄も可愛い!

3. タウンロクロク

プレイ人数:1〜4人用
所要時間:15分
対象年齢:9歳以上

これは手元にあるカードから、カラフルなお家を建てていくパズル的なゲームです。

<遊び方>
お家カードは、6種類の形と、6種類の色があり、
隣り合ったラインにだけ、お家カードを置けるルールです。
相手からは何色のカードを持っているのかはバレている状態で、
なるべくたくさんのお家を建てていきます。一枚引いたら、袋の中から一枚を補充します。

(チョモさん)
「これを作っているのは、ナインタイルズと同じ日本のメーカーなのですが、このオインクゲームズさんが凄いんです! 他にもたくさんゲームを出しているのですが、すべて手のひらサイズの箱に収まるパッケージデザインで完結しているところがカッコいい」

オインクゲームズさんのパッケージデザインは、どれもフラットなグラフィックデザインが特徴で、配色もパキッと明確、プロダクトとしてのデザインの良さが際立っていますね。

4.ドメモ

プレイ人数:2〜5人用
所要時間:5〜15分
対象年齢:6歳以上

麻雀のようにタイルを並べて(但し手持ちを裏返して)、自分が持ってるタイルの数字を言い当てたら勝ちというゲームです。

<遊び方>
木製タイルは
[1]×1枚、[2]×2枚、[3]×3枚、[4]×4枚、[5]×5枚、[6]×6枚、[7]×7枚、
存在します。

1. 全てのタイルをシャッフル
2. 自分には見えないように並べます
3. 他のプレーヤーの数字は見えている状態で、自分が持っていると思う数字を言い当てます

(チョモさん)
「ロジカルな頭脳戦ゲームですが、意外と当てずっぽうで言っても勝つパターンもあって。またこの木の質感が、堪らなくいいんですよね」

推察したり策略を仕掛けたり、こちらは左脳が鍛えられそうなゲームです。

5. ナナ

プレイ人数:2〜5人用
所要時間:15〜30分
対象年齢:6歳以上

神経衰弱にも似た、同じ数字のカードを3枚当てるロジカルなカードゲームです。心理戦も楽しめます。

<遊び方>
1. 手札を配って、テーブルの中央に場札を配置、自分の手札は数順にして持っておきます
2. 基本的にやることは、同じカード3枚を探すこと
3. 相手からも手札を見せてもらいますが、この時できるのは
「いちばん大きい数字を見せてください」か「いちばん小さい数字を見せてください」のみ
4. 同じ数字を3枚続けてめくれたら成功
5. たくさん成功した人の勝ちです

(チョモさん)
「デザインの力でゲームを柔らかくしてくれているんです。アートワークの別府さいさんの親しみやすいイラストが、ゲームのスキームを広げてくれている感じがします」

確かに、今まで手書き書体のカードってなかったですね。ナナだけに7のカードだけ箔押しされています。

6.ツインイット

プレイ人数:2〜6人用
所要時間:30分
対象年齢:6歳以上

かるたのように、同じ幾何学模様のカードを素早く探し出す超感覚的ゲームです。

<遊び方>

  1. 山札をプレイヤーへ均等に分けます。

  2. 山札の1番上のカードを裏返しにして、テーブルの中央に置きます

  3. 順番に、カードをどんどん置いていきます

  4. 同じ絵柄が揃っているのを見つけたら、すかさずゲット

  5. もし山札の次のカードなどが同じ模様なら、すかさず3枚同時にゲット

(チョモさん)
後半になればなるほど、連鎖的に同じカードが現れ、ゲームも勢いが増します!

絵柄はまるで70年代のファンクな幾何学模様。絵に対する、瞬発的な判断能力も問われるゲームです。視覚的にも非常におもしろく、右脳が刺激されそうです。協力モードでチーム対戦してもいいですね。

他にも色々ご紹介いただきました

最近だと「はぁって言うゲーム」が人気で、タイトル通り「はぁ」って言うゲームです。それが、おとぼけの「はぁ」なのか、なんで?の「はぁ」なのかを当てる演技力も問われます。作ったのは、なんとあの「ぷよぷよ」を作った方。
「ゲームってタイトルも大事だと思うんです。」と言うチョモさん。こちらも、『はぁって言うゲーム』→『ベストアクト』→というタイトル変遷を経て大ヒットしたそうです。

(チョモさん)あとは『佐藤です。好きなおにぎりの具は梅です。』というゲームもタイトルが面白いですよ。これは自己紹介をして相手のことを知っていくゲームです」
これは、新人歓迎会などでも盛り上がりそうです。

まだまだ盛り上がりを見せるボードゲームの世界。
今年2024年春には、長野県八ヶ岳にボードゲームリゾート施設、GAWがオープンし話題にもなっていましたね。
家族や友人とだけではなく、社内交流やチームビルディング、またスキル向上にボードゲームを使うというのも、実はアリなのかもしれません。

ぜひこの機会に、ボードゲームの世界に触れるきっかけになったら、うれしいです。

<今回、教えてくれた方>
チョモランマ山下さん
https://chomo327.com/
大人も子どもも、少人数でも大人数でも、幅広い層が一緒に楽しめるゲーム会を開催するボードゲーム・ファシリテーター。岐阜県郡上を拠点に、全国各地で、ボードゲームの魅力を伝えるゲーム会を開催されています。

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