突撃インタビュー (株式会社LAUNDROMAT 代表取締役 岩泉賢氏)前編
突撃インタビューと題してみたものの、企画自体が突撃している感満載で、これが企画として続くのかどうかも若干怪しい。
続くことを期待したい(僕が)
岩泉氏は僕が外資の金融機関で働いていた際のマネージャーだった。非常に柔和なキャラクターで皆に愛されていたことに加え実力のほどはピカイチで僕も大変お世話になった。
「いこう、いっとこう」
「いける、いけるで」
「ガツンとやったろう」
「ええやん、むっちゃええやん」
氏の言葉に何度励まされたか数知れない。
僕が退職して数ヶ月後、氏が会社を退職したことを人伝てに聞いた。それから2ヶ月が経過した後に氏から連絡があった。
昨年の8月末だった。僕は仕事で東京にきていた。
「新しく事業を始めようと思うから会社の設立について相談したい」
僕は喜んで神戸に帰ったらすぐにアポイントをとった。
会ったのは忘れもしない9月4日だった。
その日は歴史的な台風に見舞われ、三宮の店も軒並み閉店していたのだった。
「コインランドリーを始めんねん。アメリカでは主流の洗濯代行サービスも加えて、むっちゃお洒落な、コーヒーを飲みながら寛げるような店を開くねん」
そう、無邪気に笑って話をしてくれた。
見取り図、社名のロゴ、事業計画、収支計算書など、上記の能天気な励ましの言葉と裏腹に、非常に緻密な計算は前職のままだった。
それが僕にはとても、嬉しかった。
会社設立のお手伝いをさせてもらい、頼りになる行政書士の先生も紹介して僕はベトナムに発った。
今年の2月に開店の予定だったが、なんとなしに連絡も取ることも出来ず、5月になり僕はベトナムから帰国し、インスタグラムで開店を知ることになった。
早速、Webサイトも調べた。
当初想定していた神戸市北区ではなく、神戸市兵庫区にて開店したことから、紆余曲折があったことが推察される。
すぐにでも訪問したかったがそうもいかず、昨日やっと訪れることができた。
一際目を惹くオレンジと黒の外観。
コインランドリーと表記がなければコインランドリーとわからないだろう。
一見、カフェかと思う外観だ。台風の日に氏が言っていたような店舗だ。
僕はすこし緊張して店に入っていった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?