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初代隼、プレミアム化まであと5年。オーナーは今が我慢。欲しい人は今が買い時


冒頭の写真は初代GSX-R1100のカスタム車。
BIKE EXIFで紹介されていた。
最近、初代GSX-R1100と初代GSX-R750のカスタムをよくみるようになった。
ヨシムラが東京モーターサイクルショー2024に、初代GSX-R750のレーサーを出品したことも記憶に新しい

(ヨシムラの1986年のレーサー)

もちろん空冷Zと比べるべくもないが、それでも初代GSX-R1100/750のプレミアム化は確実に進んでいる、と感じる

カスタムの題材になることが増えているし、オリジナルの状態を維持した個体が高値で取引されるようになった。

(ASKになるくらい高額になっている)
(海外でも初代が注目されている)
(もちろん国内でも)

センセーショナルなバイクだったから注目されて当然

GSX-R1100/750は世界初のSSだった。
「初代SSはCBR900RR、またはR1なのではないか」と思う人もいるだろう。
その理解は間違っていない。
なぜならGSX-R1100/750とCBR900RR・R1はつながっていないからだ。
GSX-R1100/750はいわば一発屋で、単体でセンセーショナルを巻き起こして終わった。
SSのムーブメントを起こしたのは、確かにCBR900RRとR1である。

しかし、CBR900RRとR1とGSX-R1100/750の4台は、高速走行と高速コーナリングができる大排気量バイクという点で共通している。
だから、この4台のなかで最初に生まれたGSX-R1100/750がSSの初代なのだ。
だ・か・ら、センセーショナルなバイクだったGSX-R1100/750が今、注目されているのは当然だ。
遅いくらいだ。

(ブラック初代)
(ハーフカウル化が似合う)
(極上物。高そう)
(取ってつけただけ、と感じさせる丸目2灯が2周回ってキュートになった)
(現代のフルカウルと比べると単純すぎる造形)

次に来るのは初代隼だ

初代刃がプレミアム化して久しい。
そして今、GSX-R1100/750のプレミアム化が始まった。
したがって次は初代隼だ。

初代隼の中古車両は今、程度がよくても100万円を大きく割り込む価格で売られている。
投げ売り状態だ。
私が買った初代隼も、9,000kmしか走っていないのに60万円だった。

スズキにはどうしても安価なイメージがつきまとうので、スズキの中古の大型バイクはプレミアム化しにくい。
また、ブランド力が弱いスズキはどうしてもインパクトに走るので、飽きられるが早い。
しかしスズキのバイクは高性能なので、時間が経つときちんと評価されるようになってプレミアム化するのだ。
そしてもちろん初代隼も、GSX-R1100/750と同じくらいセンセーショナルを巻き起こしている。
伝説となるための土台は十分あるのだ。

条件はそろった。

あと5年も経てば、初代隼はプレミアム化するだろう。
初代隼のオーナーは、頑張ってあと5年、保持し続けるとよいだろう。
そして「初代隼って実はイケてるかも」と思っているセンスある人は、今のうちに買っておいたほうがよい。
程度の良い初代隼は、そろそろ奪い合いが始まるからだ。

*イラストはPOROporoporoさん提供

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