【定着のコツ】マネジメントの二つのタイプを知る
マネジメントには二つのタイプがあります。
一つは、組織や部下の目標達成を目指すマネジメント。
始動したばかりの組織、方向性が定まっていない部下のマネジメントにはこちらのタイプが適切です。
もう一つは、関係性の維持を目指すマネジメント。
軌道に乗っている組織、高い能力を上手く発揮できていない部下のマネジメントには、こちらのタイプが適切です。
どちらも重要ですが、組織や部下の状態に合わせて使い分ける必要があります。
◆目標達成を目指すマネジメント◆
組織や人が達成するべき目標を提示し、そのための計画立案や具体的な指示出しなどを行い、目標達成を目指すマネジメントです。
部下のマネジメントの場面では、ちょうどよい目標を提示し、それをどのように達成するのか具体的な方法を教えることが得意なタイプです。「経験が少なく何をしたらよいかわからない」、「具体的な指示が無いと停滞してしまう」、「自分が進む方向性が明確になっていない」といった部下に対して、効果を発揮します。
◆関係性の維持を目指すマネジメント◆
組織や人が守るべきルールを定めたり、良い人間関係を築くといった方法で、集団をまとめあげ、関係性の維持を目指すマネジメントです。
部下のマネジメントの場面では、自由に行動してよい範囲を設定したり、最低限必要なルールを提示したりして、部下が能力を存分に発揮できる環境を整えるのが得意なタイプです。仕事を順調にこなすことができていて「もっと仕事をしたい」と能力を持て余しているような部下に対して、効果を発揮します。
◆自分が得意なタイプ、不得意なタイプを理解しよう◆
マネジメントする人の性格や能力により、マネジメントのタイプは得意、不得意が発生します。
マネジメントの理論を学んだり経験を積むことで、上手くできるようになる場合もありますが、個人の性格による部分も大きく、どうしても向かない場合もあります。しかし、自分に向いていないタイプを認識できていれば、苦手な部分を補う人をサポートで付けるなどの対応が可能になります。
上手くマネジメントを行うためには、自分のタイプを知っておくことが大切です。
社労士・行政書士はまぐち総合法務事務所