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ダイバーシティが当たり前の高校時代

先日の恩師祝賀会に続いて、今度は転校する前の高校の部活の集まりがあり、思わず青春時代を思い起こすことになった。あんまり後ろを振り返るのは好きじゃないんだけど、強制的にでもこうやって時々思い返すことも悪くないのかなと思う今日この頃。

この日、現役高校生の言葉にハッとした。「この学校のいいところはどんな所ですか?」と聞かれた答え。

「頑張る人をバカにしないこと。それから多様性を認め合うところです。」

あー、ほんとだ。確かにそうだったな~

この学校は県下全域から多種多様な生徒が通っていた。

街中に住む人もいれば、信号機もないくらい田舎から来る人もいたし、遠すぎて通学できず一人暮らしの人もいた。
圧倒的な秀才もいれば、部活一筋の人やとことんバカみたいなことに没頭する人もいたけど、「あいつのここはスゴイな」と、お互いがお互いを認め合っていた気がする。
「やる」と言えば徹底的にやること、そしてそれがどんなことであっても、バカにせずに温かく見守る空気があった。(思い出とともに多少の美化はお許しを)

この学校にはたったの1年間しかいなかったけど、「多様性を認める」その空気は、知らず知らずのうちに自分の体に染み込んでいたのかな。

実は先日たまたまある人に「アベさんのその多様性を受け入れる性質はどこで培ったんですか?」と聞かれた。
その時は「うーん、転校生を繰り返したからかなぁ?」と答えました。
もちろんそれもあるけれど、この学校で教えられたことも多かったのかもしれないなと。

多感な10代に出会った人、コト、モノが、私のその後の人生に大きく影響していることは間違いない。

今では矢のように過ぎていく1年も、この頃は毎日が発見と驚きと喜び、怒りや悩みや哀しみに支配された、でも人間が成長するうえでかけがえのない毎日だったなと思う。

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みんないいオッサン、オバサンになったけど、そしてたったの1年間しか一緒にいなかったんだけど、かけがえのない時を一緒に駆け抜けた大切な仲間たち♪

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