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【過去の記事】ガラポン宣伝会議賞
3月10日。
僕は、ある贈賞式に出席した。
宣伝会議賞の贈賞式だ。
ファイナリストになってから3週間。
この事実は、家族以外の誰にも告げず、
問い合わせがあっても、
「その件については、お答えできません」
と企業の広報部のような態度を貫いた。
応募総数64万通の中から、ベスト24に選ばれる。
なんという僥倖!
こんなの2018年あたりに応募はじめてから、
初めての体験だ。
贈賞式に向けてできること。
それは、近所の神社に毎日お詣りに行くこと。
自分の出したコピーは、もう変えられない。
0.003%の狭き門をくぐり抜けたのだから、
さぞかし考えに考え抜いたコピーが選ばれたのかと
思いきや、そんなことはなく。
ホントの初期段階で思いついた3行のコピーだった。
「ドの音で勝負」篇
応募ジャンル
ラジオCM
作品
母: ドレミといえば、ヤマハ音楽教室よね。
娘: えー、わたしのヤマハは、ドドドドドだけどなぁ!
NA: あなたは、どのヤマハ?ヤマハ発動機。
作品意図
インパクトのあるコピーです。
なんだよ、
このインパクトのあるコピーです。って。
…自分で言うなよ。
だけど、このある意味オリエン通りなCMコピーが、決勝まで残ったのだ。
公募はわからない。
だいたい自己評価が70点くらいのものが、
高い評価を得る。
どのプラスチックボールが出るのか、
ガラガラポンのようなもの。
力を入れてハンドルを回しても、全然違うものが出てくる。
宣伝会議賞は、ガラポンだと思う。
そんなことを考えている。
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ちなみに、贈賞式会場に、ホントにあったガラポン。
すべて宣伝会議賞バッチが出てくる。
(つづく)
…予定だったが、結局のところ未完