広告好きの人以外、見ないで。
広告のイベント以外では、外出しない。
「不要不急」なんて言葉もすでに廃れた今。
でも、ちゃんと守るべきことは、守る。
最低限のポリシーにしている気がする。
そんな自分を動かしたイベントが、「コロナと新聞広告展」だ。
さて、現在、アドミュージアム東京では、「コロナと新聞広告展」と題した展示会を開催している。
気になってしまった。広告好き。特に新聞広告好き。
ということで、
汐留にあるアドミュージアム東京に、行ってみた。
広告コピーが映えるのは、新聞広告だと思うのです。
どーんと文字が読める。
ぐいぐい読める。
記事を読んで、ついでに広告コピーも読んじゃう。
そんな人種が、集まるはず。
そもそも、文字を読むことが好きな人が、
購入する媒体って、すごすぎる。
セグメントがハッキリしてて、企画も立てやすい。
(文字アレルギーの方は、スルーする媒体でもある)
セグメントがハッキリしてて、ペルソナも明確に描きやすい。読む人の顔が浮かぶくらい描きやすい。
しかも、SNSとも相性が良い。なんて奴だ、新聞広告。キミだけが好きだと言いながら、実は八方美人でもある。そんなふうにも見えるし。狭い範囲で訴求できるし、広がる世界にも対応できる。
だから、新聞に打つ広告は、最強だと思うんです。
(あくまで私見ですが)
会場内にある「新聞広告メーカー」みたいなマシンでまずは遊ぶ。音声入力すると、新聞広告として画面上に表示される仕組みですが、ハマる。新聞広告を自分の手、いや自分の声で作れる。その事実に思いっきりハマる。
音声入力した項目が、このように、大画面表示されるのです。
アフターコロナでやりたいことが、
「おしりぺんぺん」「鬼ごっこ」などなど。
サン、ハイ!変な新聞広告ができました。
意外に楽しめる。この企画。同行した妻の白い視線を感じながら、「おしりぺんぺん!おしりぺんぺん!」と認識されるまで叫び続けるのは、ちょっと背徳感が満載でした。
誰か他の人と行くと、視点が増える。
自分と違う視点は、広告制作では必要となるもの。
自分の場合、妻と行動することが多い気がしますが、
好みが違うため、とても参考になるものです。
業界の人には、やや食傷気味のドラえもん広告だって、彼女には新鮮に見える優しい広告に見えたりするらしい。
「えー、またドラえもんかよ!」
とつい愚痴りそうになりますが、
一般の人の視点が、この場合、正しいと思う。
コロナ禍の新聞広告として、意義を感じさせたのは、東京新聞のシャンシャン実物大広告。
シャンシャンって、意外にデカいという事実。
広告で、リアルを感じるなんて。素晴らしいことだと思います。
そう!広告は、虚構ではなく、リアルなんです。
この広告には、「デカいことはいいこと新聞広告大賞」を勝手に差し上げます。
東京新聞のみなさん、おめでとうございます㊗️
こちらは、実物だからこそ響いた作品。
展示会会場で、ひときわ異彩を放っていました。
缶コーヒーの広告みたいな、ジャニーズのV6の周年広告。
なんでしょう、この違和感。
写真も、素晴らしいし。
この広告に、「リアルすぎて怖かった新聞広告賞」を差し上げます。
おめでとう㊗️
まだまだ紹介しきれないですが、この展示会。
広告好きには、おすすめです。
東京近郊に住んでいる広告好きの方は、ぜひ立ち寄ってみてください。