アネモネや ピアノ教室 みんなでラ
おーいお茶の伊藤園新俳句大賞第三十回
「いとうせいこう賞」受賞作品。
どこから発想したのか、
作者の意図は何なのか、
正解に理解しにくいけど、
17文字で、すごい伝わる。
おそらく、実体験べースで作ったんだろうけど、
最後の「ラ」が効いている。
もし、「ド」や「ソ」だと、どうか。
少しニュアンスが変わってしまう。
「ラ」であるがゆえに、
歌の「ラララ」と、音階の「ラ」の両方とも
想像できる。
みんなでということは、
集団レッスンだったのかなぁ。
子どもたちが、
いっせいに鍵盤を押している。
想像が膨らむ素敵な作品でした。