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ウェルービーイングの先生ってなに?|それって教科なの?inオーストラリア

オーストラリアで学校の先生です。

以前にウェルビーイングにかんするこんなnoteを書きました。オーストラリアには当たり前にあるウェルビーイングというコンセプト。日本での浸透度はどうなんでしょうか。

今回は、前回のnoteにちょっと補足。

一体、学校ではだれがウェルビーイングの仕事を担っているの?
ということを書いていこうと思います。

日本の学校には、教科の先生、保健室の先生、また教科を教えながら教務の仕事を統括する教務主任、学年主任、公務分掌の主任なんかがメジャーな先生の仕事ですよね。

カウンセラーは常駐しなくても、決まった日時に学校に配置されているはず。

オーストラリアにはウェルビーイングの先生というのが存在します。

【仕事内容】
・生徒の相談を聞く
・学年主任など関係教師への連絡
・親や関係生徒への連絡→問題をどうしていくか一緒に考える
・(必要であれば)カウンセラーなど関係機関に連絡

【その他】
・授業を持つ場合もあり
・中間管理職のような立場の場合が多い(ような気がする)

ウェルビーイングの先生はカウンセラーではありません。

カウンセラーやサイコロジストが必要な案件、または本人(と家族)から申し出があれば、そこにつなぐ役割。

学校によっては、ソーシャルワーカーも勤務しているところもあり、関係機関につなぐのがスムーズな印象を受けています。

日本では、個々の先生がウェルビーイングの先生の役割をしていますよね。

最終的に福祉につなぐのは管理職を通していたような記憶が・・・。

私が日本で担任をしていたときに子育てに悩む両親に学校カウンセラーを紹介したことがありました。

別件で福祉へつながないといけないこともあり、私が先頭にたってことをすすめていたことを覚えています。

経験はあってもその道(カウンセリングや福祉)のプロでない担任が主導になり、話をすすめることには正直不安もありました。

これをやりながら、私には何人ものクラスの生徒がいますしね。

オーストラリアのように専門の先生が常駐してるって、心強い!

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