八戸。(20240126)
居間で晩ごはんを食べて食器を台所に置き、灯油ストーブをつけて、階段をのぼりながらふと、あれなんでおれ二階に向かってるんだっけ、と思った。あぁ湯たんぽを取りに寝室に向かっているのか、と人ごとのように思って、寝室のふとんから湯たんぽを掘り起こして一階に戻った。晩ごはんを食べて食器を持って行って台所のストーブをつけて湯たんぽを取りに行く、までが自分のなかでセットになって体に染み込んでいるんだなと、泡立ったスポンジで油ぎった食器を洗いながら腑に落ちた。
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