私の鼻がもう少し高かったら、計画が変わっていただろう、件【Lenovo指定企画・最終報告書】
ランサーズの「新しい働き方LAB」の3期生としてLenovo様のサポートの元、スマートグラスに関するリサーチ・実験を2023年6月から半年間行っていて
この度、最終報告書をまとめることになりました。
「#私の働き方実験」とは、研究員と呼ばれるメンバーがそれぞれのテーマに基づいて半年間活動しました。
note内でも「#新しい働き方LAB」ハッシュタグを見かけたかもしれません。
⬇️詳しくはこちらからご覧ください。
Udemy様のサポートを受けた生成系AIの指定企画にも参加しています。
6月の段階での計画書↓
9月の中間報告書↓
スマートグラス活用の現在地
使用例として以下のようなケースを実現できるかを検証しようと思っていました。
歩きながら動画撮影
カンファレンス、セミナーなど大勢の集まる場で、名刺や名簿の情報から会場にいる人の名前、顔写真をグラスに投影して記憶の助けにする。
できれば顔認証で会場のどこに誰がいるかをスクリーン表示する
スマートグラスの売り場やモデルルームをリサーチして、なるべくたくさんのグラスを試してみる。
など。
実際にこれらの検証するにはレノボのT1は重すぎ、
私の鼻は低すぎました(笑)。
しかし、すでにさまざまな業種でARスマートグラスを業務に利用し始めていることがわかりました。
以下はその一部です。
活用例
生産管理・ピッキング
遠隔支援・リモート通話
検査・修理
建物の検査作業
3Dモデリング
などに利用されており、
コカ・コーラ、京セラ、BMW、エアバス社など
大企業も導入事例に名を連ねています。
試用レポート
もう一つ、こんなふうに使いたい、というアイディアがありました。
以前住んでいた場所の近所のネットカフェに
お気に入りのメーカーのマッサージチェアのブースがあり
そこで、仕事帰りにマッサージチェアに座って
映画を見ようとしていました。
マッサージチェアをリクライニングすると
PCの画面がよく見えない…
これがスマートグラスだったら…
仕事で凝った体をほぐしながら見られたなと。
今はネットカフェには横になって仮眠をとれるブースも多く
スマートグラスに視力調整機能があり、
どんな人でも使えるデバイスなら
備え付けたいネットカフェもあるかもしれない、
そこに需要が生まれるのではないかと考えたわけです。
それで、実際にT1をネットカフェに持ち込んで
試用してみました。
久しぶりのネットカフェでした。
マッサージチェアのブースは空いていなかったので、
フラットシートというブースを初めて利用しました。
思ったよりずっと居心地が良くて驚きました。
確かにこれなら宿泊可能です。
シャワーもあるし、必要なもののレンタルも揃っていました。
T1を、USB経由でPCにつないで…と思ったら
うまくつながりませんでした。
設定に一工夫必要そうでした。
それで持っていたタブレット端末をPCに見立てて
検証を続けました。
やはり軽量化が望まれます。
しかし没入感はブースの狭さを忘れさせてくれます。
他の研究員の方が指摘していたように
グラス酔いをする人もいそうです。
ネットカフェの受付で貸し出せば
使ったことのない人が手軽に試せるので、
需要はあるのではと思いました。
今年9月に、Think Reality A3がリリースされたせいか
2022年9月に発表されたT1は
Lenovoのオンラインショップでも扱いがなくなってしまいました。
架空の「スマートグラス営業マン」の物語
こんな機種が欲しい、という願望を投影した、
スマートグラス部門の営業チームのフィクションを
アウトプットに加えたいと思っていました。
視力が関係しているこのデバイスでは
メガネ使用者は、自分用のレンズが必要になります。
なので、もしグラス自体が視力矯正機能を持っていたらありがたい。
すでにある程度の視力矯正機能のある製品があります。
さらに強力な視力矯正機能を持つグラスがもしあったらと考えてみました。
弱視、老眼、様々な人でも個人の視力に合わせたレンズなしで使える
スマートグラスの開発に挑むチームのフィクションの
ショートストーリーを成果物として書き始めました。
「新しい働き方LAB」の3期生として
報告書を出す期限があるので
大半はあらすじでのご紹介になってしまいました。
ChatGPTを使いながら生まれて初めてショートストーリーを
書いてみました。
暖かい目で見ていただけたら嬉しいです。
もう一つの研究成果物へのリンク
スマートグラスは2023年も伸びてきました。
来年さらに成長が見込まれている周辺機器です。
Special Thanks❤️
Special thanks for this opportunity to Lancers, Lenovo, ZEISS Vision Center, and everyone involved in the project!