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薪ストーブの薪使用量目安と、薪の手配について
>薪を買うのを辞めました
私は薪ストーブを使っています。キャンプでも焚き火をするために薪を使います。今まではキャンプだけだったので、束になっている薪を買っていましたが、薪ストーブの導入で使用量が爆上がりしたので自分で薪を割ることにしました。先日も2tトラックで原木を運搬してきました。今後これから薪ストーブを使う方で、量や金額など目安を知りたい方もおられるかなと思うので、その辺りも書きたいと思います。
>市場価格はどのあたりか
束で売っている薪って種類にもよりますが1束で500~1000円位で売っていますかね?トラックに平載せで買うとなると、2~3万円位とメーカーさんに言われるんじゃないかな。私も業者へ見積もったときに言われました。民間でちょっと素性の悪い薪だとトラック平載せで15000円などもよく見ます。
>使用量ってどのくらいか
薪ストーブの使用量ですが、私が使っているものは薪ストーブの中でも小さめなモデルを使用しています。ちなみに「JØTUL F3」、ヨツールから出ている、F3というモデルです。(読めないですよね!?ジョツルって読んでました。笑)
平日は夜だけ焚くのですが、それでも2束は使いますね。寒くてガンガン焚くときは3束とか行くかもしれません。この時点で安い薪だったとして1日あたり1500円ですよ。1ヶ月となると単純計算して45000円程。
使用期間は11月の下旬頃~5月上旬(GWで終わりにして掃除している)の約6ヶ月使っています。ちなみに暖房器具に薪ストーブしか使っていません。冬を乗り切る量に換算すると、薪を束で買ったとして27万円…。計算してゾッとしました。笑
トラック換算もしたいと思います。トラックの種類にもよりますが、軽トラとかの平載せで1ヶ月もたない感覚です。単純にトラック1台分で1ヶ月程。
・束の場合
1500円/日、45000円/月、27万円/1シーズン
・トラックの場合
25000円/月、15万円/1シーズン
書いていて驚き価格、すごいですね。束で買っている方、トラックで買いましょう。でも置く場所がないから束で買うしか無い方もおられるんですよね。仕方ないのかなと思います。
それでも高コストだと思ったため、私は原木を入手して薪を作っています。はじめに先程と同じように、どのくらいの量の原木で1シーズン分なのか書きますね。
・原木の場合
原木で5トン/1シーズン
多分、2tトラック2台分で1シーズンもたない感覚で、3台分で余るんじゃないかな?もしかしたら使い切っちゃうかも。です。
>薪割り機の選定
最初は木こりのように、原木をチェンソーで玉切りにして、斧で好きなサイズに割っていましたが無理です、体がもちません。でも良い筋トレにもなったようで、肩の筋肉がめっちゃ付きます。普段着ていたTシャツだと肩?腕周りがきつくなりました。笑
チェンソーは何でも良いと思います。私はSTIHL(スチール)好きなのでそれを2台持っています。違いは刃の長さで、30cmと50cmくらいで分けています。なんで2台なの?っていう疑問は、単純に原木の太さで30cm超えている原木もあるので買い足しました。
2シーズン目で薪割り機を買いました。オススメは電動ではなく油圧を買うことです。業務用で使用しないのであれば、10t出力で問題ないと思います。そうでないと、硬い木材では力不足で割れません。ちなみに買った薪割り機は12t出力のガソリン駆動、「PLOW GLS12」です。エンジンはYAMAHAでした、安心ですね。…調べたら結構値上がりしてました。私買ったときはもっと安かった。物価上昇って怖いですね…。
あと、PLOWは完成品を購入しましたが、買った後に使ってみたらオイルが垂れてきたんですね。おや?って思いました…。よく見るとオイルのホースが本体に接続されている部分で、締めが緩かったのでポタポタ垂れてきただけのようでした。みなさん、買ってから安心して使用せず、試運転してください。増し締めだったり、異音の確認は大切です。
>薪割りのコツ
生木の乾燥していない状態のほうが、玉切りにするには柔らかくていいです。玉切りにしてからは、少し乾燥して固くなってからのほうが、薪割り機でパキッと割れてくれるので1ヶ月くらい放置しています。
あと、欅(けやき)など固い材もあるので、玉切りにした材は薪割り機で真ん中から割らないで下さい!外周から原木を削ぐように薪を作りましょう。真ん中から攻めて、固すぎて割れず、刃が食い込んで取れなくなります!直径が大き過ぎる材も、薪割り機で割るのは辞めましょう。チェンソーで縦割りしてから割ることをおすすめします。私はやらかしてハンドル部分など曲がってしまったので。笑
>乾燥は2年必要か
個人的に2年寝かすことで、安心して使用出来ると思いますが、1年でも使えると思っています。実際に冬~春に割って、次のシーズンに使えるほどに乾燥しています。
乾燥の仕方も、しっかりと地面から高さを出したり工夫が必要だと思いますが。シロアリが来ないようにして、適正に乾燥させればOKじゃないかな。
とはいえ、やっぱりスペースって問題になるんですね。5t分の薪を乾燥させるスペースしか棚を作ってなかったので、余剰分は金属メッシュコンテナに積み上げています。薪の占領エリアが凄い。
>最終的に
結局、束から原木に変えてどうなったかですが、原木換算で言えば1万円/月の費用かなと思います。電気代による暖房費だと思えば良いほうじゃないかな?なんて思っています。
けど手間は増えるわけで、冬~春で薪を5トン作る。土日の休日が薪割りに持っていかれます。割る期間としても結構かかりますが、一種の趣味だと思って楽しんでいます。
そうであっても、薪ストーブはとても暖かい!体の芯からあたたまるし、室温30度まで上がります。外気はマイナスで、窓を開けても全然寒さが気にならないほどあたたまる。薪ストーブを眺めながら、お酒を飲むのがたまりません。
:-P