【毎日マルセイユタロット】少年マンガのように立ち向かう
おはようございます!
今日の一枚は「棒(ワンド)のペイジ」です。
なんだか大きな木の棒を地面につけて遠くを見ているペイジ(小姓)。
その大きな棒を、置こうとしているのか、それとも手にとって何かをしようと思っているのかは分かりません。
ペイジは2と3の間にある段階であり、それはまだ「2」の蓄積を続けるのか、それとも、「3」の行動に移すのかを迷っているところです。
そして「棒(ワンド)」は、本能や情熱、欲望。
自分の中にあるそういった湧き上がる思い、衝動を扱いかねている、まだどうしたら良いかわからない、みたいな感じですね。
誰しもが経験したことがある状態だし、人生の中で何度でもあることですよね。
このペイジは遠くを見つめていますが、どうして手元の棒ではなくて遠くを見つめているんでしょう?
ペイジの後にワンドの王妃、王、騎士と続きますが、他の3人が持っている棒はもっと洗練されています。
もしかするとペイジは、その他の3人を見つめているのかもしれません。
自分の持っている木の棒は不恰好だけど、目指すのは他の3人が持っているような姿になること。
いずれペイジは、王妃や王、騎士になるのかもしれませんが、その前には「今」の彼が持っている木の棒をしっかり使わないといけません。
今与えられているものにフォーカスすること。その方法は学びかもしれないし、とにかく行動することかもしれない。
どちらにしても、憧れだけではいけません。
今そこにある、磨かれていない衝動を、自分なりの方法で磨いていくこと。
まるで少年マンガの主人公みたいですが、自分で何かを掴んでいく経験が必要な時ですね。
少年マンガの主人公たちは、どうしたら良いのかわからないような状況の中でもがき、気づきを得て成長していきます。
外から見てると「大変だなあ」と思いますが、実は他人事じゃなくて、自分の身にもいつでも降りかかってることなんですよね。
大事なのは、少年マンガの主人公の如く、逃げずに立ち向かい続けることなのかもしれません。
それでは良い週末を!