【毎日マルセイユタロット】王様って思ってるより奥が深いんだ
おはようございます!今日の一枚は「皇帝」です。
「皇帝」は4番で、安定と物質的世界の支配という意味があります。
物質的世界の支配とはつまり現実のことで、現実を地に足をつけて、向かう方向を決めて、力強く進んでいく。そんな王様の姿です。
そんな王様の足元は薄いブルーの地面になっていて、それから鷲が不思議なところにいますね。
鷲の下にはよく見ると卵があります。この鷲は卵を抱いています。
薄いブルーは「霊的なもの」のイメージで、卵は2番の「女教皇」にも出てくる受容性を表しています。そしてそれを包み込む鷲。
王様はそれらの上にいます。
「現実をしっかり歩んでいくためには、霊的な感性を受容し、それを基盤とすること」
というふうにも見えます。
分かりにくいのでもう少し言葉を変えると、
「現実社会でしっかり生きていく為には、頭を柔らかくして精神的な感性を育てなさいね」
という感じでしょうか?
王様ともなれば決断することが多いし、力の象徴だし、プレッシャーが半端ではないですね。
もちろんそういう「決断すること」はとてと大切な王様の仕事であり、正に「皇帝」のカードが意味するところでもありますが、 その基盤になるのは「受容性」であり「精神性」。
それがなければ、ただ力で支配するだけの王様になってしまいますね。
精神性を高め、どんなことであれ受容できるような器となり、そして遠くを見据えて成すべきことを決断する。
それが王様ではないでしょうか。
私的にはこのカードは、王様の見つめる方向と、その足元にある意味を考えるのが大事かなと思います。
それでは今日も良い一日を!
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