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【毎日マルセイユタロット】内省+アウトプット=王様の剣

おはようございます!今日は「剣の王」です。




なんだか怖そうな顔をした若い王様です。手にしているのは真っ赤な剣と、黄色の短い何か。黄色いのは、ある本では物差しとも言われています。



22本の線が刻んであって、これが大アルカナ22枚全てを網羅することを示すとか何とか。



つまりこの剣の王は、この世界のすべてのことを知り、剣の思想の力をもって判断するということでしょうか。



この世界ある多種多様な人の考え方、思想。それは星の数ほどありますが、それを知り、その上で自分が持っている赤の剣で裁く。



その赤の剣は、王様の信念の強さ、それが彼の情熱から湧き出ていて、それが「言葉」の力をまとった剣となっていることを表していると思います。



最初はきっと、どんなものでも心の底から湧き出てくる衝動や情熱がおおもと。そしてそれを、思想や言葉で洗練させたものが剣のスート。



この王様の剣は美しくまっすぐに鍛えられていて、ただむやみに自分の思想を振りかざすのではなく、丁寧に磨かれたものだということがわかります。



そして、ものさしを手にしているように、やみくもに自分の剣を使うのではなく、世の中の人々の思想も知っています。



そしてそこにあえて自分の磨き抜かれた思想をもって切り込む。それって正に、統制者である王様ですよね。



時には厳しく感じるかもしれませんが、全ての人々の思想に寄り添うことはせず、そこに自分の信念をもって問いかける。厳しい父親のような接し方をするカードかもしれません。



それができるのは、彼が極限まで自分の思想を磨き上げているから。もしそこに妥協があれば、彼は為政者としての資格を失うことになるでしょう。



私たちは王様ではありませんが、自分の思想を丁寧に磨き上げて、それをもって誰かの思想に問いかけることは、時としてすごく大切なことですね。



剣だけではいけません。ものさしも持って、思慮深く思想と言葉を使って行きましょう。


今日も良い1日を!



【1月8日(水)所感】
 かっこいいカードですよね、剣の王様。正に理想的な為政者って感じがします。これができたら苦労しないだろうなーっていう感じ。


 実際にはもちろん、そんな簡単に行きません。自分の剣の素になる信念を見つけることだって難しいのに。


 そうそう、剣の素材って考えると面白いですよね。ゲームとかで良い素材を探して強い武器を作るみたいに、自分の剣を作るには、素材にこだわらないといけない。


 何せ信念や情熱がもと(これはワンド=棒ですね)で、それを研ぎ澄ませるのが思考と言葉です。確かにそう。


 でも正直に言えば、素材集めから既に出来てないんだよな…っていう感じになります。素材、どこに行けば見つかるんでしょうね。


 たぶんこれって、両方同時にやらないといけないんですよね。「良い素材」があっても、言葉や思想で鍛えること(これって鍛冶師みたいなものかもしれない)の腕が悪ければ、良い剣にはなりませんね。



 つまり、良い素材を見つける探索者と、良い腕を持った鍛冶師を自分1人でやるみたいな感じ?


 これは車の両輪みたいなものだし、お互いに補い合いながらより良いものを作っていくわけです。じゃあそれを実際にどうしたら良いかってなると、やっぱりこうやって内省とアウトプットを繰り返すことしかないんじゃないかな、と思います。



 結局はそこになるし、まあ当たり前なんですけどね。内省とアウトプットは良い剣を作る作業です。


 
 今日はそんな感じの結論でした。

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HIKO
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