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スパニッシュチェア/ボーエモーエンセン(Borge Mogensen)/フレデリシア(Fredericia)
ボーエモーエンセンがスペインを旅した時に闘牛士が乗っている馬をみて暴れ牛の角から身を守るあの強靭な革の鎧に衝撃を受け、美術館に展示されていた王室の椅子を「あの革の鎧で仕立ててみたい」こんな発想から生まれたスパニッシュチェア、彼の好物だった葉巻とウイスキーが楽しめるようにと両腕をサイドテーブルのようにしつらえた。こんなストーリーを聞いただけでダンディーな男は魅了されるだろう。
大判で分厚くキズの無い
PP58・PP68ハンスJ・ウェグナーの隠れた傑作。PPモブラー
外観からは想像もできないハイパフォーマンス。まるで「羊の革をかぶった狼」とも呼ぶべきか。YチェアのデザイナーでもあるハンスJ・ウェグナーの遺作PP58(革張)、PP68(ペーパーコード)別名ラストダイニングチェア。Yチェアから約30年後、1978に完成した彼の集大成と言っても過言ではありません。どこが集大成なのか?この椅子の元になったのが1955年にできたPP502という木製のオフィスチェアになり
もっとみるエリザベスチェア Elizabeth Chair世界一美しい椅子
約1年越しで入荷してきたこの椅子はおそらく日本最終入庫となる1脚。1956年にデザインされその2年後にエリザベス女王が購入したことから命名された。
重心が低くどっしり感もあって持ち上げるには少し力が必要。シートハイが低く座ると何とも言えない安堵感に浸ることができる。体重の重い僕でもほとんど沈まない硬さと彫刻のようなアームの触った感じがとても印象的!この貴重な一脚は現在宇都宮LASTで試す事ができ
椅子談×焚き火×栗「offessoで秋を楽しもうvol.1」イベントのご案内
さわやかな秋風が吹く季節、ここ那須は過ごしやすい秋は瞬く間に過ぎ「あっと言う間に冬まっしぐら…。今年の秋はこの一時を逃すまいと企画したのが「椅子談×焚き火×栗」。offesso(オフェッソ)の敷地には数本の大きな山栗が自生している。毎年この時期になると地面に多くの栗のイガが落下していてそのまま放置していたが、今年はこの栗をみんなで調理しようと思いつき、どうせなら「焚き火を囲んで大好きな椅子の話でも
もっとみるイームズ LCW プライウッドチェア Herman Miller
1946年第二次世界大戦終戦の翌年にハーマンミラーから発売されたイームズプライウッドチェアLCW(ラウンジ、チェア、ウッドレッグの頭文字)はイームズの代表作。ヴィンテージファン憧れのアイテム。この椅子は2012年にハーマンミラークラシックアイテムをコツコツ集めたsosoを立上げた時のもの…。この時同時にイームズハウスの訪問も実現した。
戦時中イームズが手掛けたレッグスプリントという整形合板で作ら
チャイナチェア Fritz HansenFH-4283
1943年ハンスJ・ウェグナーは中国の王室で使われるような椅子を博物館で見て影響を受けてできた椅子がこのチャイナチェア。現在ハンスJ・ウェグナーの椅子と言えばPPモブラー社かカールハンセン社が多く、フリッツハンセン社は極々少数。当時デンマーク家具の全盛期は70を超える工房があったと聞いている。なぜハンスJ・ウェグナーはフリッツハンセン社に製造を託したのか…。彼のその後のデザイン遍歴から見ておそらく
もっとみる村上春樹『1973年のピンボール』
インスタでこのTシャツを知り、近所のユニクロへ向かう。この佐々木マキさんのイラストに「みょー」に惹かれ、『ダンス・ダンス・ダンス』と2枚購入1500円×2。普段着る服は単色が多く、この大きなイラストをまとった瞬間は高揚感のようなものを感じる。年を取ると派手を好むようになるってこんな感じなのだろうか?でも根底に古さとか懐かしさ的なデザインは僕のど真ん中にあるような気がする。
彼の事はあまり詳しくな
PP19 ベアチェア/ハンスJ・ウェグナーPPモブラー/有料制プライベート接客のご案内
ちゃんと知って欲しいから。
ちゃんと座って欲しいから。
ちゃんと選んで欲しいから…。
こんな思いからお客様だけの有料制接客プランを企画しました。椅子の歴史から生産者とデザイナーのこだわり、価格の理由、メンテナンス方法等、毎回1組限定でベアチェアの魅力をとことん紹介する約2時間のコース。さらに椅子マニアでザチェアのオーナーでもあった建築家宮脇檀の別荘でリアルな空間もお楽しみいただけます。インテ
PP503ザチェア/有料制プライベート接客のご案内
ちゃんと知って欲しいから。
ちゃんと座って欲しいから。
ちゃんと選んで欲しいから…。
こんな思いからお客様だけの有料制接客プランを企画しました。椅子の歴史から生産者とデザイナーのこだわり、価格の理由、メンテナンス方法等、毎回1組限定でザチェアの魅力をとことん紹介する約2時間のコース。さらに椅子マニアでザチェアのオーナーでもあった建築家宮脇檀の別荘でリアルな空間もお楽しみいただけます。インテリ
PP503ラウンドチェア・ザチェア/ハンスJ・ウェグナー<デザイン編>
デザイナー達は美しさ×耐久性をとことん競い合った時代でもありました。ここはもっと細く、貫はできるだけ使わずそれでもって軽く、強く!技術を見せるデザインはフィンユールやウェグナー達の大きなテーマでもありました。座面が貫の役割も、レッグにほぞ(穴を開けて突起した部分をしまい込む接合方法です)。この両方向から2か所を同じ高さに接合する。レッグを太く、そしてほぞ穴を上下づらした方が容易ですが、デザインを攻
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