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なぜ緩い力なのか?

なぜ緩い力なのか?
推手の練習で、強い力を使うと注意されますね。そこで緩い力でそっと推します。推す方は手ごたえがない、受ける方も手ごたえがない。いつも頭は「なんだかなぁ?」じょうたい。でも先生に言われるから、わかったような顔をする(笑)。かくして練習の日々は続いていく。もう一度「なぜ緩い力なのか」を考えてみよう
キャッチボールでボールをキャッチするときグラブを引きながら受けるようになりますね。それはキャッチした時の衝撃を和らげるため。推手で強い力で押す人を怒る人がいますが、それは受ける方が下手だからで、上手い人はどんな力でも優しく受けることができる。これを練習している。
ではなぜ優しく推すのは何のためか??
それは「氣」を感じるため。動きに先立って「氣」が動き出すその「氣」を捉えるため。同じ人と長時間推手の練習をしていると、相手の動き出しの時に「氣」を感じることができようになる。先ほどのキャッチボールのように衝撃をへらすようなことができるようになる。これは太極拳で言われる「化勁」だろう。この「化勁」太極拳だけではなくほかの武術も同じだろうと思う。
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