今年の目標:読書日記をつけること
資格試験の勉強も終わり、次は何をしようかなと考えた。そんなある日、私の好きなYoutuberの「アバタロー」さんの『自己肯定感を上げる OUTPUT読書術』を読んで、ことしの目標を「読書日記」をつけることに決めた。(といっても1冊1冊つける根気はないので、2か月に1度くらいのペースでまとめて書きます)
ことしに入ってから読んだ本↓↓(最後にそれぞれの本について一言メモ)
『嫌われる勇気』岸見一郎、古賀史健
『大人のいじめ』坂倉 昇平
『自己肯定感を上げる OUTPUT読書術』アバタロー
『脳のバグらせ方』世良サトシ
『他人の心理学』渋谷昌三
『アメリカ人は気軽に精神科医に行く』表西恵
『エピクロス:教説と手紙』出 隆 、岩崎 允胤 (翻訳)
『エピクロスと仏陀』マーティン・ルーサー
『幸福について』アルトゥール ショーペンハウアー (著), 鈴木 芳子 (翻訳)
『一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書』山崎圭一
『「NHKと新聞」は嘘ばかり』高橋洋一
『ニュースの大問題』池上彰
『なぜイギリスは実名報道にこだわるのか』澤康臣
【思ったこと】※主観です
幸せについて。著者も年代もバラバラだけど、いくつかの共通点があった。
・エピクロス(紀元前341年 – 紀元前270年 “エピクロス派”の創始者)
→人間の快には「自然で必要なもの」「自然だけど不必要なもの」「不自然なもの」があり、「自然で必要なもの」を求め、「健康な体」と「平穏な心」を手に入れることで幸せになれる。
自然で必要なもの・・・友情、衣食住
自然だけど不必要なもの・・・豪華な食事、豪華な住居、性欲
不自然だし不必要なもの・・・名声、権力
たまの贅沢はOK。そのためにも普段からわずかな物で満足する心が大事
友情はめちゃくちゃ大事だけど、本当の意味の「友人」以外は、心の平穏を乱してくるからそういう人たちと関わるのはよくない。隠れていきよ
・仏陀(生没年不明)
少しの物で満足し、忙しくなく、質素な暮らしをせよ。所有は執着や欲望をうむからよくない。
・ショーペンハウアー(1788年- 1860)
人の幸福は何を楽しんでいるかではなく、何を悲しんでいるかで決まる。
いくらお金持ちでも、モテても、人気でも、幸せとは限らない。いかに悲しみが小さいかによって人の幸福は決まる。
人間は他人に合わせようとして自分の4分の3を失う。どんなことでも自分の特技を何者にも邪魔されずに発揮できるのが幸福。最高の幸福が自分の内部にある人間は外部の享楽には無関心になり、孤独になる。
・アドラー(1870年 - 1937年)
すべての悩みは“対人関係の悩み”である。他人の期待を満たすために生きてはいけない。
そのためにはまず、明確に「課題の分離」をしなければいけない。他人の課題(自分ではどうすることもできない、他人の感情や行動など)と自分の課題を明確に分ける必要がある。これができないから対人関係で悩む。他人の課題に沿って生きて承認欲求を満たそうとすることは、人生を不自由にする。でも、個人主義に走るのもダメ。大事なのは「自分は社会に貢献しているんだ」と自信を持つこと。(あくまで主観。他人がどう思っているかは関係ない)
共通していると感じたことは
・忙しくしすぎるとダメ
・人の幸せは、何を持っているかではなく、持っているものをどう使っていくかで決まる
→この部分の一部には賛成できない。
・必要以上のものを欲しても幸せにはなれない
・幸せは自分の中にしかない。他人と比較してはダメ
ってところかな。
私自身も承認欲求はめちゃくちゃあるし、今すぐこれを実践せよと言われても無理だ。それに資本が強大な力を持ち、会社や組織の力が衰えてきている今の日本では、他人に認められることと生活(お金を稼いで衣食住を安定させること)が昔よりも直結しているように思う。(でもこれはアドラー心理学的に言えば、自分が変われないという理由を自分で作りあげているだけらしい)
一方で納得できる部分も多い。自己啓発や資格試験の勉強など、他人から認められるための勉強になっていないか?そもそも資格の有り無しで人間の仕事を管理するのは、フーコーの「監獄の誕生」の世界みたいだなと思ったり・・・
学生のときはこういうことを話す友人がいたけど、社会人になってからは真剣に話す人ってほとんどいないなあ・・・
▽『嫌われる勇気』岸見一郎、古賀史健
→ある青年の悩みについて、哲人がアドラー心理学に基づいて助言していく。個人的なキーワードは「課題の分離」
▽『大人のいじめ』坂倉 昇平
→タイトルの通り。保育所や看護師など、職場でのいじめの事例などを詳しく紹介
▽『自己肯定感を上げる OUTPUT読書術』アバタロー
→古典などを解説しているYoutuberのアバタローさんが、読書の意義や本の選び方、効果的なアウトプットの仕方などを説明
▽『脳のバグらせ方』世良サトシ
→脳科学に基づき、人間の“本能”を刺激することで恋愛や仕事を成就させる術を紹介
▽『他人の心理学』渋谷昌三
→心理学の視点から見た他人の行動や仕草の意味を解説
▽『アメリカ人は気軽に精神科医に行く』表西恵
→アメリカでカウンセラーをしている著者が、アメリカと日本のメンタルクリニックの構造的な違いなどを説明
▽『エピクロス:教説と手紙』出 隆 、岩崎 允胤 (翻訳)
→古代ギリシャ哲学の「エピクロス派(快楽主義)」の創始者、エピクロスが書いた現存するほぼすべての書物を集めたもの(といっても分量は少ない)。キーワードは「隠れていきよ」
▽『エピクロスと仏陀』マーティン・ルーサー
→エピクロスと仏陀の教えを紹介したうえで、「他者との関わり方」「死」「生活」など、テーマごとに両者の教えの共通点や相違点を紹介
▽『幸福について』アルトゥール ショーペンハウアー (著), 鈴木 芳子 (翻訳)
→ドイツの哲学者「ショーペンハウアー」の幸福に関する考察。キーワードは「孤独を愛せ」
▽『一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書』山崎圭一
→高校で習う世界史の内容をまとめた本。高校時代日本史と倫理・政治・経済を選択していて世界史を勉強したことがなかったので再勉強のつもりで
▽『「NHKと新聞」は嘘ばかり』高橋洋一
→元財務省官僚の筆者が、これまでに経験したニュースや新聞記事の間違い、嘘などを紹介。さらに公共放送としてのNHKの限界などを説明
▽『ニュースの大問題』池上彰
→筆者の経験に基づいてなぜ誤報や飛ばし記事などが出るのか、新聞の読み方などを解説
『なぜイギリスは実名報道にこだわるのか』澤康臣
→共同通信の記者である著者が、英オックスフォード大ロイタージャーナリズム研究所客員研究員時代に研究した、イギリスと日本のメディアの違いなどを実例をもとに紹介
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