靴紐めんどう問題
自他共に認める超・ハイパー・ウルトラ・めんどうくさがりのわたしと王道スニーカー、コンバースのハイカット。なんだかんだ使い勝手がよく、付き合いはかれこれ10年以上になる。
最初はおそらく13歳ごろ。母がもらってきたチラシにスニーカーのセール情報があり、連れて行かれた先で一足大きめなの買っときなさいと言われてなんとなく選んだ生成色に黒い紐のハイカットタイプだった。
当時のわたしはど田舎暮らしで、ふーんこれがコンバースかぁ、と家に帰ってからしばらく見つめていた。
ただ、足首まであるハイカットタイプなので紐を緩めて締めて結びなおす手間がかかる。1分1秒を焦って生きているわたしにはマイナスポイントが大きかった。だんだんと履かなくなったまましばらく放置していたが、何かのきっかけで伸びる靴紐の存在を知る。確か高校生あたりだったと思う。
伸びる靴紐(わたしが知る限り白、黒、ピンクや水色なんかもあった)を100均で買ってきて数年放置していたコンバースを出してみた。びよーんとベロをのばしてスポッと履けるように改造すると一気に脱ぎ履きしやすくなった。
生成りのコンバースの合わせやすさはよくよく知っていたが、扁平なわたしの足には横幅が少し窮屈でタコができるようになってしまった。
諦めてそれは手放したのだが、すっかり忘れて一目惚れしてしまったのが全く同じ生成りのハイカット、それに新しく新素材で厚底になったコンバースだった。今度は大きめのサイズを買い、中敷で左右差を調整して履いている。この2代目とも10年以上お付き合いするつもりだ。