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引き算したいもの、足し算したいこと
薬剤師 × 英語大好き はるかと
離島暮らしのクリエイター まきこ。
道を外れた薬剤師2人が送り合う
「はるまき交換日記」
今回はまきこがお届けします。
はるか日記を読んで
退職して半年くらいかな?
あれから国内外あちこち旅に出かけたり、4ヶ月コーチをつけてみっちりと英語を学んだり、英語通訳のボランティアに挑戦したりと、離職期間を謳歌しているはるかちゃん。
再就職は、ゆっくり考えることにしたんやね。
今年の働き方は「ちょこちょこ働き、ちょこちょこ稼ぐ」
私の周りには薬剤師がたくさんいる。
英語通訳ボランティアに行けば、私よりしゃべれる人がたくさんいる。
国内旅行業務取扱管理者っていう、旅行関係で有利な国家資格を取ったけど、使い道分からない。
自分よりすごい人ばかり見ていると、私って大したこと全然できないじゃんって思うけど、
この3つを兼ね備えた人、日本に何人いるんだろうね?
私ってきっと貴重な人だよね?私って既にすごいよね?そう思うことにした。
薬剤師 × 英語 × 国内旅行業務取扱管理者
3つを兼ね備えた人なんて、日本中探してもきっと数えられるほどもいないよー!
めちゃくちゃ貴重ですごいこと!
海外から日本を訪ねる人もこれからますます増えそうだし、そんな時にはるかちゃんがいてくれたら、旅人も、彼らを迎える側の人もめちゃくちゃ助かるだろうなぁ。
前回の日記に書いてあった、家にある不要品やSNS、自分の常識、目に見えるものも見えないものもできる限りの「不要」を手放すことは、自分らしさや好奇心を見つけるのをすごく助けてくれそう◎
前例が少ない道を歩んでいるからこそ、自身とゆっくり対話して、お互いにベストな働き方の形を見つけていけたらいいね。
自分にとってのミニマム探し
年末年始はゆっくり実家に帰ったり、我らが奈留島が舞台になった(!) 劇場版「孤独のグルメ」の映画を島の友人たちみんなで海を渡って観にいったり、他にも九州のあちらこちらを巡ったりと、わたしも濃く過ごしてきたよー!
日常の外側で過ごす時間は、新鮮な楽しみがいっぱい。
新しく見つかる自分もいっぱい。
はるかちゃんが今暮らしで実践している、コンパクトな荷物でデジタルから離れるって体験を、わたしは旅の中で実践してきたよ。
巷では何年も前から、ミニマリストな生き方が 1つの流行になっているよね。
わたしもずっと自分なりのミニマルを目指しているのだけれど、そのちょうど良いミニマル加減は、人によって時期によってジャンルによって異なる気がしてるんだ。
たとえば、服は10着で十分だけど本は50冊くらい手元に置きたいって人もいるかもしれないし、暮らしの道具だけは細かく使い分けたい、趣味のコレクションだけは集めたい、みたいに各々の好奇心によって心地よくいられる数は違ってくると思うの。
数が多過ぎたら持て余しちゃうし、少なすぎてワクワクできないのもつまらない。
全体を把握できてちょうど良い身軽さで楽しめる、心地よいミニマム。
それは、目に見えるモノだけじゃなくて「人との繋がり」「お金」「働き方」みたいな、見えないモノにも存在してるなって思ってて。
わたしの場合は、
人との繋がり
人とおしゃべりする時間は大好きだし、たくさんの暮らしや価値観に触れたいって好奇心も強いけど、完全アウェーな場ではすぐにバテちゃう。
だから、「友達の暮らす町にお邪魔して暮らすように旅をする。友達の友達とご一緒させてもらう」みたいな最近よくやってる旅の形が、今は何より贅沢で幸せで、心穏やかに楽しめる。
お金
日常生活では自炊をして持ち物もなるだけシンプルに、人と会う時や外出する時、体験や学びへのワクワクする投資は惜しまないってバランスが心地よい。
働き方
ここが、今見直したい内容で。
クリエイターを名乗り始めてもうすぐ8年経つんだけど、描きたいものや作っていきたいものを、もう一段階掘り下げて考えてみたいんだよね。
2025年はたくさん手仕事を楽しみたい
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そんなわけで、とくに物作りに関しては、今年は引き算より足し算を意識してみようと思ってるんだー!
毎年、年始に「死ぬまでにやりたいこと」を100コ書くのだけど、今年のを見返してみたら、どこかに行きたい・見たい・作りたいっていう「体験」に対しての欲がたくさん書かれていたの。
やってみたいことがたくさんあるのは嬉しいけど、要するに、それだけ道に迷ってるってことでもあるのかなと思ってて。笑
年齢によって、好奇心って全然違うよね。
今魅力的に感じていること、もしかしたら10年後はその好奇心は薄れているかもしれない。
私たちはいろんな経験をするために、この世に生まれて来たのに、
「将来への不安」を気にしてお金を使わないなんて、もったいないよね。
はるかちゃんも日記に書いてたけど、これは本当にそうだよね。
子供のとき無限にやっていたお人形遊びを今は全くしていないし
10代、20代のときに大好きだった遊園地に行きたい欲も、今は強くない。
今、自分の中で疼いている好奇心は今だけのもの。
そう思ったら、一度きりの人生、ベストな好奇心がある時に満喫しておきたい!
お金や時間の許す限り、気の向くままに今を楽しみながら、おばちゃんになってもおばあちゃんになっても、好奇心を満たして生きていきたいよね。
その道の途中で、自分らしく続けていける、世の中の役に立てる働き方の形を見つけられたら嬉しい!
はるかちゃんの好奇心は、これからどんな形に行き着くのかな。
またここで、続きを聞けるのを楽しみにしてるね。