
わたしわたしをやる
私は私であり
それだけで唯一であり
かといって特別になる必要もなく
それでいて
私でしかない
ということに
ようやくたどり着けてきたような
気もしてる
中学生の頃は
世界征服とうそぶき
その後も絵本作家や
巨匠になる
と夢見て
そして素晴らしい人々に出会えば
いつか自分も
たくさんの人の
心を動かす仕事が
できるのでは、
と憧れて
あせったり
も
した
もう10年くらいになろうか
自分の周りの3人を
幸せにする
という
なかなかいい着眼点に気づき
まずは浮いてる足を
地面につくように
まずは
手の届かないところではなくて
自分の体重を
地面にして
自分の体重を知ることを
続けてきた
それでもたまに浮いてしまって
また我にかえって
重力を確かめて
そんなことをくりかえして
やっと
そうだ
自分の周りの
3人を幸せにする
んだ
と
そんな一大プロジェクトが
もしかしたら
ちゃんと
進み始めていた
そんなことに気がついて
心から
今出会えてる
向き合えてる
笑い合えてる
あのこたちとの時間が
私なんだ
とわかって
今
やっと
私はどうして生きていくのか
腑に落ちている
あのこたちが
あのこたちであり
えかきかどうかなんて
関係なく絵を描いてるように
私も
えかきかどうかなんて
どうでもよく
あのこたちと過ごしながら
たまに絵をかく
そんなふうに生きたいと思った
絵は評価されても
されなくても
いい
趣味と思われてもいい
というか
初めて自ら
趣味くらいだな
と思ってる
あのこたちや
日々の家族や犬たちとの生活
読書のじかん
それを犠牲にして
描きたい欲はないと
よくわかったから
人生を折り返してから
(43歳で、あ折り返したと思った)
(その後探検家の43歳伝説を知ってぞわりとした)
生き方がみえてきて
多分あと20年くらい
こんな感じなんだろうな
あとはもう
オマケだろうな
これからは
誰か
なんて漠然としたことに
ふわふわうかず
あのこ
という
私にとって名前のある
出会えた
目の前の人々との
生き方を
大事に大事に
こっそり
ひっそり
うっとり
生きていこうと
迷いがだいぶ
晴れたのでありました
あー。
清々しい!
私、私をやります。