架空女子大生日記
AM8:00 朝起きる
昨日晩御飯用に買った春菊を結局調理せずに台所に出しっぱなしにしてることに気づいた
1限に出る 教授の話を横耳に、Adoの新曲を聴いてた
顔を出さずにテレビでパフォーマンスしたらしい
私も顔も素性も明かさずに大金を稼ぐことが出来ないか妄想してたら授業が終わった
コンビニで買ったサラダとおにぎりを食堂で食べてたら絵美子がはなしかけてきた
マッチングアプリでメッセージを送ってくる男性が絶妙に好みとかけはなれてるらしい
「私って何でモテたいタイプにモテないんんだろ~」と言いながら、弁当を食べていた
「それはあんたがその程度の女だからだよ」という言葉をそっと飲み込んだ
3限で隣の席に中島くんが座ってきた
いつも軽いノリで話しかけてくるけど
不思議と嫌じゃない
恋愛感情は一切ないけど、友達としては嫌いじゃない
噂だけど、中島くんは何人かの女子と身体の関係があるらしい
別になんとも思わないけど、私に大してはそういう話をしてこないのは異性としてみられてないのかなと、釈然としない部分がある
この感情はsaucy dogでも聴いて解消するか
授業が終わり、軽音サークルの部室まで歩く
もう冬が到来してるようでうっすら肌寒かった
もう一枚上着を来てくればよかったと後悔した
バンドメンバ-の葉月と悠人と落ち合う
葉月がギターボーカルを務め、
悠人がドラムを叩き、
私がベ-スを弾くこのバンドの名前は
ペロリポップワンダーランド
鬼ダサいバンド名だけど、コピーするバンドは全部ゆらゆら帝国の曲ばかりというトガリぶり
このコンセプトを考えたのは私
一番とがってて痛いのは私
練習が終わり、バイトに向かう
同じシフトのメガネのフリータ-が
やたら馴れ馴れしく話してくる
以前一緒にシフトにはいったとき、こっちから話しかけて色々お互いのことを話したのが気に入られたようだ
内心ダルいけど、別に悪い人ではないので一番対応に困る
バイトの合間合間に鏡で自分を確認する彼をみながら、「そこよりもっと気にするとこあるだろ」と思ったことは黙っておく
帰宅後、春菊を調理した
へなへなになった春菊は素材本来の旨味が冴え渡っていた
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