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私たち喪中です
喪中とは、家族や親族などの近親者が亡くなった場合、死を悼んで行動を慎むために設けられた一定の期間ですよね。晴れがましいことは避け、ひたすら故人を偲ぶ期間。わかっていたはずなのに、気がついたら喪中の友達を誘って、浅草演芸ホールに行き、落語で大笑いをし、それだけでなく「納涼住吉踊り」に小躍りしている始末。
"ゴースト夫"がみたら、おいおいってなっていたかもしれません。
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それにしても、今回、住吉踊りを初めて見たのですが、いくつも種類があったんですね。私は単純に演者の皆さんが、住吉踊りという一つの踊りを全員揃って踊るだけだと思っていました。それが、いろんなチームで入れ替わり立ち替わり、お囃子は同じだと思うのですが、踊りは激しいのや粋なのや面白いのやと色々と種類があり、小道具も使います。しかし、最初から最後までにぎやかなで楽しいリズムに合わせて、チームが登場して踊る『和風ソウル・トレイン』のようでした(笑)
それを見たあとは、天ぷら屋さんに予約を入れていたので、ダッシュ!
夫が以前今度ここに行こうと言っていたのを思い出したので、友達とも「慰労会」だからとちょっと奮発してもいいわよね、と高級な天ぷら屋さんでお食事。友達のご主人もめちゃくちゃグルメだったようなので、私たちの食事している背後で二人の夫が羨ましそうに見ていたかもしれません。まあ"ゴースト夫"になんと言われようが生きているが勝ちです。ごめんなさい。
本当はこの時期、夫の死亡後の手続き対応に追われて、そういう面倒な事務手続きから一時解放されたいという思いが強かったように思います。子供達は忙しかったし、ほとんどワンオペで一つずつ処理していかなくてはならない面倒な書類手続きをやり進めながら、夫の死を日常に受け入れていったのでした。