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四葉のクローバー

これまで「死」というものを深く考えて来ませんでした。

父や母、義父を見送り、その度に「死」というものを目の前で体験しましたけれども、何故か夫の「死」だけは、あまりにあっけなく逝ってしまったせいもあり、もしかしたら本人が「死」に気づかず身体から抜け出して「意識」として、その辺にいるのではないか、そんなことを思ってしまいます。

なぐさめの言葉かもしれませんが、会う人が口を揃えて、「大丈夫、あなたのそばにいるわよ」と言います。以前の私だったら「いるのかな〜?」くらいに考えていたかもしれませんが、今の私は「いるかもしれない」なんて本気で思ったりします。

そして、その夫の「意識」というものが、最近はほとんど描くことのなかった漫画を私に「無意識」に描かせているのかもしれません。「僕はここにいるよ」ということを伝えたくて。

変な話、自分がもし夫のように予期せぬ事態であっという間に死んでしまったら、ちょっとしばらくの間「意識」として、ふわふわと気になる人のところを覗いて回るかもしれない、なんて思ったりもします。それはこの世への未練とか、そういうのではなく、「あれ?どういうこと?私の身体がない!意識はここにあるのにー!」という感じで。

今日の漫画は、ちょっといるんじゃない?なんて思った日の出来事を描いてみました。

いる?いない?どっち?


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