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【一次試験】直前期に押さえておきたい6つのこと【追い込み】

こんにちは おーえだです。

大変な世の中ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
在宅勤務で家に入れる時間が増えたため勉強が捗るかと思っていましたが、休日も家で過ごさねばならず、流石に限度があるだろうとそういう毎日です。

さて、Noteのダッシュボードで記事の閲覧数を確認できるのですが、最近、1次試験の記事を多くの方に読んでいただいています。

つい3ヶ月ほど前までは、「中小企業診断士という資格」の記事の閲覧が多かったのですが、やはり、試験が近づいてきてることもあるのでしょうか。


オリンピックが延期になったにも関わらず、現時点(4月下旬)では、試験日程が例年より早い7月11日、12日に実施予定なことに加え、そもそもコロナの影響で試験自体実施されるのかは不透明という受験生にとっては非常に酷な状況かと思います。

ただ、当初の予定通り試験が実施される場合、GWは1次試験前にまとまった勉強時間が確保できる最後の機会であり、追い込みの時期だと思います。
前回の1次試験の記事はボリュームが多いので、直前期に特化した自らの体験を簡潔に紹介したいと考えてこの記事を書いています。
(欲を言えば、記事の閲覧者数を増やしたい。)

ここでは、1次試験を受けるに当たって気をつけたこと、もっと意識すべきだったことを6点書きます。一部、以前の記事と重複する部分があると思いますが、ご了承ください。

受験を控えており追い込みをかけている方だけでなく、将来受験するにあたり独学で効率的に学習、合格したい方を読者としてイメージしています。また、私自身が、5ヶ月ほどの勉強期間で1次試験を一発クリアしたので、そのような時間のない方や、一発合格を目指される方の参考になればと思います。(経緯は以前の記事をご覧ください。)

何はともあれ一番大事なこと

まず、再度はっきり意識すべきが、目的は「試験合格」であることです。何を今更ですが、ここを再度認識すべきです。「豊富な知識を持ったいい診断士になりたい」、「2次試験を見据えた1次試験対策」をしたいという方もいらっしゃると思います。それは素晴らしいことであり、長期的な視点は大事なのですが、直前期についてはそんな余裕は「埼玉県民にでも食わせておけ」です。趣味で学習されるのであればいいですが、「資格取得」という目標、「試験日程」という期限がありながら、手広く悠長に勉強することはオススメしません。
独立、キャリアップを考え、「資格」がなければスタートラインにも立てないと考えられている方もいらっしゃると思います。
以下に書きますが、時には捨てる勇気、割り切りが必要になる中で、変なプライドは邪魔になります。

今一度、「試験に合格する」という観点から、今の学習が効率的か意識する必要があろうかと思います。

1. 内容は過不足なく抑える


試験にでる内容だけをインプットしてください。先の記事でも書きましたが、「中小企業診断士試験」に特化した参考書(評価が高ければ種類は問いません)をメインに、その理解に不安がある場合に、その分野の参考書(以前の記事で紹介しています)を使ってください。

時には各分野で有名な参考書の方がわかりやすく、面白いこともあるかもしれませんが、試験に出ないことも含まれています。多数の科目に対応しなければならず時間のない中で、試験に出ないところまで学習している暇はありません。これは、範囲についてもそうですが、理解の深さについても同様です。まずは試験の問題を答えるに足りる知識の習得を目標に参考書の範囲をしっかりとインプットすべきですし、なんなら理解も必ずしも必要でないかもしれません。まずは合格を目標にすべきですから、理解しない、できないことの是非は一旦おいておき、理解できないところは割り切って暗記する、それでも、もやもやする人は合格後好きなだけ勉強すべきかと思います。

2. 60%を確実に抑えに行く

1.で試験に出る範囲をカバーするようにと書きましたが、その範囲の中でも頻出のもの、頻出でないものがあります。全ての範囲を満遍なくカバーするのではなく、出題頻度が高い問題、正解すれば合格ラインである60%をクリアできるであろう基礎的な問題を確実に解けるようになりましょう。以前の記事で以下シリーズをオススメしましたが、まさにこの対策をしやすかったと身を以て経験したからです。これを問いていれば、過去問を別途解く必要はありませんし、なんなら過去問を個別に解くよりも効率が良いと思います。過去問には結局頻出頻度の低い内容の問題も含まれていますので、効率的ではないので、現に私は別途過去問を解いていません。限りある時間、体力を出題される可能性が高い範囲(問題集でいうとA、Bランクの問題)の勉強に費やしましょう。ただ1点注意していただきたのは、1.の知識の習得をおろそかにしないようにしましょう。2.だけでいいと思われるかもしれませんが、それでは範囲頻出問題以外対応できません。頻出以外も対応できるようにしつつ、割く時間は頻出問題に多く配分しましょうということです。

3. 座ってではなく走りながら

全てとは言いませんが、1次試験のほとんどの問題はいかに浅く広範な範囲の「知識が定着しているか」を確認するものです。とにかく、インプット、アウトプットのサイクルを高頻度で回して、知識を頭に叩き込んでください。2次試験を考慮し、重要な分野をじっくりと学習することも必要ですが、直前期は既にそのタイミングではありません。2次試験を考えると不安になるかもしれませんが、1次試験に合格していないにも関わらず、2次試験の心配をすることは取らぬ狸の皮算用ですし、1次試験合格後、意外と2次試験まで時間はあり対策は可能です。完璧な理解を求めじっくり腰を据えてインプットするのではなく、1次試験試験に合格できる知識を得るべく、1次試験に特化した内容のインプットとアウトプットを並行して繰り返しましょう。私は、通勤等の隙間時間に参考書を読み、落ち着いて勉強できる環境にいる時は、ひたすら問題集を解き、解説を読んで理解するを繰り返していました。座りながらではなく、走りながら知識を定着させるイメージです。

4. 穴を作らない

極端にできの悪い科目を作らないというものです。これは戦略の問題で、苦手科目を得意科目でカバーするという戦略を立てる方もいらしゃいますが、あまり私はお勧めしません。理由は、①苦手科目が合格ボーダーである40%を下回る可能性がある②得意科目において博打の要素が大きくなるだけでなく、試験時に絶対に失敗できないという尋常でないプレッシャーがかかる③得意科目で難問の対策をするよりも、苦手科目で60%を取れるように対策する方が、費用対効果が高いからです。もちろん、普段の業務の関係で特定の分野において知識を有するなど、結果として得意科目でカバーができたというのであればいいですが、対策段階では穴を作らないことが重要です。特に①によって1科目だけ予期せず来年も受験となると、スケジュールが大幅に狂い、その後の試験に対するモチベーションが大きく低下する恐れがあります。

5. 落ち込んでる暇なし

過去問、問題集を解いていると、予想外に点数が低かったり、頻出な問題を間違っていたりと落ち込むことがあるかもしれません。が、気にせず、次同じような問題が出たら正解できるように対策することに集中してください。本番以外でいくら残念な結果だろうと、本番で合格すれば問題ありません。落ち込んで勉強時間を確保できなかったり、効率が著しく低下してしまっては本末転倒です。落ち込んでいる暇があれば、間違えた問題に食らいつき、正解するまで何度でも解き直してください。

6. 無関心を乗り越えろ

嫌いな科目もしっかりと学習するよう工夫しましょう。既にご自身の中で、好きな科目、嫌いな科目ができていると思います。好き嫌いがあることはダメなことではなく、それによって対策に偏りが発生することが問題です。4.でも書きましたが、穴を作らないことが重要な試験で、この嫌い、興味がわかない科目後回し問題は思っている以上に深刻で、多くの方が悩むことだと思います。私自身も、法学部卒にも関わらず法務が苦痛でしたが、メーカーで働く上で業務に関連しそうな、経営戦略や運営管理については面白いと感じ、進んで勉強していました。この試験にチャレンジされる方は少なくともいくつかの科目に関心を持った結果、資格に興味をもち、受験を決心されたと思います。当時の興味のあった科目、そして勉強してみて面白いと思った科目を勉強した後、その勢いで嫌いな科目にどんどん手をつけ、そして、勉強が嫌になったら、また好きな科目の対策を進める等何かしらの工夫で、嫌いな科目、興味のない科目の勉強に着手できるようにしてください。強い精神で乗り越えられる方もいらっしゃるとは思いますが、なかなか難しい方にこの好き嫌いサンドウィッチ勉強法はオススメです。

終わりに

雑多ですが、以上が直前期に意識していたこと、したかったことです。
まとめると、「すべての科目満遍なく、出題される範囲の出題される可能性の高い問題に、もてるリソースを集中投下し、効率的に学習しましょう」ということです。
ごく当たり前のことで恐縮ですが、この当たり前のことを今一度再確認し、1次試験まで全力疾走、試験を駆け抜けれるかがとても重要だったと、試験後改めて思います。とにかく当たり前のこと、当たり前のように粛々とこなせるかです。

人類史上、数百年に一度の危機的状況と言っていいような環境下で、勉強もままならない方もいらっしゃるかもしれません。
まずは何よりご自身と身の回りの方の健康が第一です。
皆さんが健康で勉強に集中し、万全の状態で試験に臨めることを切に願っております。

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