天秤ひなみ5年越しのアイカツを見に行った【ぶいかふぇvol.48】

2024年7月27日(土)開演19:00、場所は秋葉原トークライブBAR from scratch。

出演者は理原ひなり、久遠なつめ、ククルア・クレイユ、笹百合ねね、天秤ひなみ、のぶいかふぇvol.48に現地参加してきたのでレポ的なものを。

まず自分は「ぶいかふぇ」というイベント自体初耳だった訳だが、文化放送のラジオ『ぶいかふぇ♪』と連動したリアルイベントである。基本的に毎週金曜日開催されており、この度2周年を迎えた由緒あるイベントだということらしい。
基本的には個人勢向けの対バン形式ライブイベントだと思われるがvol.48の場合Re:AcT所属の子もいる。理原ひなりさんや白雪みしろさんだったり、調べてみるとそれなりに有名なVtuberも参戦されていたり、完売回もあるほど一部界隈では盛り上がっているイベントみたいだ。

会場は秋葉原トークライブBAR from scratchは雑居ビルの9階にある。
イベント申し込み時、勝手なイメージで箱キャパ100以下のイベントだと思っていたのだが、よくよく調べるとオルスタ250キャパのどこからも見やすいかなり良い箱で驚いた。
ぶいかふぇの場合着座形式でぱっと見100人規模のイベントという感じだった。横壁には過去にこの箱でイベントを行った演者の色とりどりのサインが出迎えてくれる。トイレも綺麗で好印象の箱であった。
後方にBARカウンターがあり客は入場時や途中挟まれる休憩時、終演後ドリンクを買い足すことが出来る。
ぶいかふぇの場合各演者のコラボドリンクが1000円で購入することが出来実質的なドリンク代になる。

天秤ひなみのコラボドリンクはトニックウォーターとなんか混ぜたやつ(オイ)で本人曰くノンアルでカクテルっぽい味わいを再現したかったとのこと。確かにそんな感じで更にお酒が飲みたくなる味だったので休憩時にアルコールを追加注文した。

先程述べた通りぶいかふぇは着座形式のライブなのでドリンクを飲みながらのんびり楽しむことも出来るので、アイドル現場の中でも敷居が低い方だといえる。
とはいえエレベーターで9Fに上がった先にあるライブハウスということでそれなりにハードルの高さを感じるのも仕方ないが、少なくとも「ぶいかふぇ」というイベントは演者もオタクもスタッフも終始和やかなで、開演前から良いイベントになるんだろうなという雰囲気があった。

事前情報や物販等多少分かりづらさは多かったが、特に誰もヒリついている様子もなく和やかだったのはVtuber界隈の和やかさも関係していたのかもしれない。対バンのアイドル現場なんて大抵はヒリついているイメージだったので…

前半ライブパート、10分休憩、後半ライブパート、特典会というイベント構成だった。特典会の時間も長めに確保されており余程のことがない限りツーチェキやトーク会チケットは売り切れないよう配慮されていた。途中で帰ったが実際天秤ひなみの特典会は待機列的に結構長くかったはず。

前半ライブパートの演者は理原ひなり、ククルア・クレイユ。
初恋サイダー、青と夏、ただ君に晴れ、怪獣の花唄、Butter-Fly等初手から優しいセトリで軽率に楽しむことが出来た。

理原ひなりさんといえば天秤やギルザレンⅢ世からも推されている超古参Vtuberであるが、動いて歌っているところをはじめて見ました。クッソかわいくて和みました。
特典会でもオタクと楽しそうにマイペースに話していたし、理原さん界隈のオタクがすごく仲良さそうでそれも和みました。
理原さんのオリ曲「おかえりなさいませ、ご主人さま、お嬢さま!」を僭越ながら現場で初めて聞いたのですが、あの頃のhdkz曲のようなキャッチ―でポップな曲でかなり良かったです。帰りの新幹線で何回かリピートしました。作編曲者の詳細が分かりづらいですがおそらくファンメイド曲だということで、久しぶりにVtuber文化を直で浴びた気持ちになりました。

Re:AcT所属のククルア・クレイユさんは見た目通りのお姉さん声で歌声も綺麗な感じな方にも関わらず、入場時配られたButter-Flyの不適切なコール表の作成者ということで、そういう感じで家虎とかやっていいイベントなんだと肩の力を抜いて楽しむことが出来ました。ありがとうございました。

後半ライブパートの演者は 天秤ひなみ、笹百合ねね、久遠なつめ。
ご存じの通り天秤ひなみと笹百合ねねは楽曲はアイドルVtuberユニットRineiroN のメンバーであるので必然的にコラボ枠多めでしたが、アイカツ界隈がひっくり返るセトリがこちら

初手チュチュ・バレリーナで横転。
ただここは少し裏話があって、
当日運営から整番10以内の人は17:45に集まってねという旨のメールが来たものの自分と連番者が会場入りしたのが18:00頃だったので9Fの会場前まで行って運営に尋ねたところ、結局予定通り18:30ビル下集合でよいとのこと。
それで了解しましたーと降りのエレベーターが閉まる瞬間に丁度リハのチュチュ・バレリーナのイントロが流れてきて、エレベーター内で頭を抱えてしゃがみ込んだところが今日のハイライトだと思っていました。
そういうことで個人的に既にネタバレをくらった状態でしたがイントロ時点でアイカツオタクは大歓喜。自分も裏拍でヴッ入れたりしていたら驚いた最前のオタクがなんやこいつら…(困惑)といった様子でチラ見してきて正直それはごめんと思いました。
天秤のオリ曲ハロー・スターテイルも無事回収して既にお腹いっぱいだな。今日来てよかったなと満足したところで次の曲はロンリー・グラヴィティ…
ロンリー・グラヴィティ!?!?

正直その瞬間まで無警戒だったのでひっくり返って爆笑してしまった。
なんだかんだ対バンライブで自分のファン以外も来るし忖度して例えばonly my railgunとか名前のない怪物とか一般アニソンを歌うものとばかり考えていた。
もしくはアイカツ曲の中からは過去にYouTubeのライブイベントでも披露したスタートライン!だったりカツ曲のど定番のSTART DASH SENSATION。
もしくかドリアカーニバルの前にトワイライトエトランゼやったらオモロいなくらいの警戒度だったので本当に驚いた。


天秤ひなみは兼ねてより一番好きな曲でロンリー・グラヴィティを挙げていたし、多数のアイカツ歌みたを上げたりしているが、今思い返してみればロングラの歌みたはなくここまで温存して様に思えてきたし、天秤にとって初の現地有りライブイベントでロングラを演ることを大切にしてきたことが伺える。
実際終演後Twitter(x)にて、

私のアイカツができました!!!
と言及しているんですねぇ…
えぇ…

つい先日アイカツの新シリーズ『アイカツアカデミー!』の詳細が発表され、毎度のことですが良くも悪くもいろんな意見が上がり、荒れた意見もそれなりに流れてきました。
筐体ゲームじゃないからアイカツじゃないだのVtuberみたいなエロコンテンツはありえないだの、お前の中ではな案件なので言及するだけ無駄なのですが、個人的には新しいことをやろうという気概を感じて嬉しく思っています。
ただ、本質的に自分はアイカツのシリーズが続くことよりも影響を受けた人々がどういうアイカツを続けていくかの方が関心があるので、そういう意味でアイカツやロンリー・グラヴィティに影響を受けてアイドルVtuberになった天秤が初現場でロンリー・グラヴィティをやった事実に何よりも価値を感じるのです。

デミカツちゃんの初配信とぶいかふぇの時間が被ってしまいリアタイ出来ないことを誰よりも残念がっていたのは他でもない天秤本人ですし、同時間新宿ではロングラの歌唱担当は舞台女優をやっているし、デミカツちゃんは初配信を頑張っているだろうし、そういう文脈感じながら浴びる天秤ひなみの5年越しのアイカツは格別でした。

そんなこんなで突然ぶっ込まれたロングラにここ3年くらいで一番はしゃぎ散らして全力振りコピしてたら、後でエゴサでロングラ振りコピオタ、ウキウキで草みたいにつっこまれててワロタ。

ここでロンリー・グラヴィティについて少し解説。アイカツ! 159 話ギャラクシー☆スターライトでだけ流れる挿入歌であり、アニメ本編においてはそれ以上でも以下でもない。確かに振りコピ覚えるほどライブでやるような曲じゃなくね?という話も分かる。
しかしロングラはシンプルにライブでの沸き曲であり振り付けもオタ芸みたいで特徴的で面白いし、ライブの中で人気が上がっていって実質的なアイカツの卒業式だったアイカツ武道館のセトリに選ばれる程になった。
ロングラの歌詞が未知との遭遇とのと別れがテーマであるし、最後の歌詞"「サヨウナラ」じゃなくて、 きっと「マタアシタ」だ。"は卒業を控えた歌唱担当も頻繁に引用していたようにシリーズの中で重要な曲になっていった。

そんなロンリー・グラヴィティに影響を受けてアイドルVtuberになった人の初リアル現場の話でした。俺の軌道はズレ続けている
【完】


続きます、笹百合ねねさん。
自分はRineiroNのクラファンに参加していますがRineiroNエアプでもあるので天秤以外のメンバーのことあまり知らなかった。ねねさんがこんなにアイカツ曲歌ってくれるのも知りませんでしたが、とてもキュートな方で好きになりました。
fancy baby doll 2番の世界一可愛いよ!の会場コールがとてもあったかい感じで良い現場だなーと思ったし、直後にありがとーと挟むねねさん可愛かったです。
挨拶代わりのツーチェキありがとうございました。

そしてねねひなコラボ枠をよくよく考えたらチュチュ・バレリーナもWake up my musicも2人で歌うのに丁度良いカツ曲で本当に良いセトリだったなーと。

ラストMC兼演者の久遠なつめさんのターンではホロ現場で拾えなかった「もぐもぐYUMMY!」まで拾えて、まあ神イベでしたね。
最近ライブチケットは万越えも当たり前になってきた感じがある中で35kは良心的すぎてもっとドリンク飲めばよかったと思ってます。
まあ交通費宿泊費は10倍ですが。

特典会について、
終演後客席を片付けた後縦長モニターが2枚搬入。
それぞれ割り振られた待機列に並んでトーク&チェキ会開始。
仕切りとか端っこでやるとかではなく完全衆人環視の元やるタイプなのでその耐性は必要。
演者とは有線マイク経由で話すので演者に自分の声はしっかり通る。演者はモニタースピーカーで喋るので相手がクソデカ声でしゃべれば内容はつつぬけ。
よくも悪くも普通のリアルアイドル現場の特典会っぽい雰囲気で個人的には面白かったです。

ひとつ残念なところを挙げるとするとこのイベントは配信アーカイブを購入することが出来るので帰宅後購入しましたが、モニター映像そのままで客席ありの定点視点とかがなくて寂しいなと思いました。
イベント規模的に難しいのは分かりますが、コールの音声も少ししか拾えず現場の臨場感が伝わらないのは勿体無いなと思いました。
イベントの雰囲気はぶいかふぇ公式Twitter(x)の固定欄の動画が一番分かりやすいので興味ある方は参考にしてみて下さい。

個人的には着座で酒を飲みながら声出して振りコピしてuo折って、現地が最高なイベントだったので今後も機会をみて参加出来ればと思っています。
そういえば事前告知なしでしたがレターボックスも設置されていて、現地で手紙を投函する文化〜‼︎の気持ちを思い出してしまった。
久しぶりに書こうかな…手紙…

そんな訳で清く正しい推しカツ推しカツいわれる令和のオタクですが、推し現場に参戦する以上の歓びはないよなと久しぶりに噛み締める素晴らしいイベントでした。
対戦ありがとうございました。

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