大手Vtuberのツーチェキ会に参加したら想像外過ぎたvv

こういう題名のYouTube嫌い(挨拶)。
にじさんじフェス2022・1日目視聴覚室・森中花咲に参加する機会に恵まれたので文章をやっていく。

待機列は一般的なアイドル握手のイメージ通り。しかし今回の場合にじフェスのテーマである"文化祭"に伴いツーショットチェキ会は視聴覚室という体裁で行われた。
待機列の中から何人かづつカーテンの向こうの校内に入っていくと、そこに視聴覚室があって対話とツーショットチェキを行えるらしい。

当方Vtuberとのツーチェキは初めてだがアイドルとのツーチェキ等の経験はそれなりあった。なんならVtuberとのオンライン通話会も一度やったことがあり待機列内でも経験を有している方だという驕りもあったが、それらを踏まえて今回のイベントに向けた傾向と対策を考えてきていた。

接近イベント後勿体なかったなーとなりがちなのが事前に用意してきたトークデッキを読み上げるだけで終わってしまうパターン。
勿論推しと対面して伝えたい事柄を直接伝えられるだけでもとても尊いことであるしその手法を否定する訳ではない。しかしせっかく生で対話出来る貴重な機会であるのでその時ならではライブ感というか、双方向性コミュニケーションを実現出来たらより素敵な体験になるよね、みたいな話。
ただ、特に"はじめまして"の場合自己紹介と好きになった経緯みたいなトークデッキを読み上げるだけで時間いっぱいになること請け合いなので、尚更傾向と対策を考えておきたいところである。

そういった意味で"認知"は非常に価値が高いというかアドバンテージがデカい。存在認知がある場合限りなく少ない時間内での自己紹介という無駄な時間を大幅に短縮出来ると共に名乗っただけで、

「♾♾さん!?いつも〜〜してくれてるよね!来てくれてありがと〜」

みたいな双方向性コミュニケーションに自然繋がっていく。
これまで積み重ねてきたリプだったりお手紙だったり、エゴサに引っかかるコメントの数々がすでに共通のトークデッキとしてセットされた状態で対話がはじまるので、円滑な接近対話を求めるのであれば特に頑張っておきたい部分である。

ここまでつらつら説明してきておいてお前はどうなんだという話だが今回の自分の場合配信コメントやリプはおろか、エゴサに掛かるつぶやきすらままならない在宅はじめまして君だった訳で、自己紹介読み上げで終了してしまうことが予想された。
そんな時に使えるコミュニケーションが、"初手褒めデッキ"である。

これは好きになった理由等を延々と読み上げる自己紹介的なやつではなく、その日の推しの顔面だったり髪型だったり衣装だったり、ライブの終演後ならその日の特に良かったポイントを初手に褒めちぎることで、会話の主導権を握れると共にその日ならではのライブ感あるコミュニケーションを成立させやすくなる。
まあそんな周りくどい事を考えずとも、トークデッキ自体が共通の趣味の話題だったり愛用しているブランドの質問だったり自然なコミュニケーションが成り立ちやすいデッキだったら問題ないのだが、特にない場合は"初手褒めデッキ"は有効である。

——ようやくにじフェス視聴覚室の話に戻る。
今回特に質問したい事項があった訳ではなかったので初手褒めデッキを使いたかったのだが、はじめに説明した通りにじフェスのコンセントが文化祭それに伴いチェキ会を視聴覚室の体裁で開催されていた。それぞれのライバーがカーテンで区切られた視聴覚室で待機しており参加者は自分の順番になるまで中の様子はおろか当日の推しが何衣装なのか、森中花咲の場合大人か子供すら分からなかったのだ(十中八九子供verではあるだろうが)。

加えて当日の待機列にて詳しいレギュレーション用紙が配られたので読んでみたところ、
"会話はヘッドホンを装着の上、マイクを通してのお話となります"
と、その時はじめて知って面食らった部分もあった。

森中花咲ブースの隣が奈羅花ブースであり斜めからだとカーテンの先が一瞬見える機会があった。通常の獄卒衣装であることが確認出来てクッソかわええなと思ったり、ヘッドホン越しであるはずなのに「こんにゃらら〜」と元気良い挨拶が聞こえた気がして幻聴かと思っていたけど、後日本人が自分の声デカすぎて隣ブースとかに届いていたらしいと呟いていたので現実だったらしい。

ちなみにヘッドホン越しなのはLive2D勢で、3D勢は機材の都合上普通にモニタースピーカー越しの対話が出来たため、森中花咲ブース後ろの不破湊3Dブースの音は筒抜けになっていた。不破が配信で見る不破のテンションそのまま過ぎて笑ってしまったしこいつ本当凄えなとなった。
配信上でのトークスキルそのままオタク達に対しても軽快に会話をリードし続けていて、アレ参加した人は性別問わず姫になっちゃうだろってレベルの神対応なのが伝わってきた。男性ライバー接近の機会があれば不破とレオスは行ってみたい。

そんなこんなでようやく自分の順番が回ってきたのでいよいよカーテン越しのブースに入っていく。
ブース内はちゃんと教室っぽいセットになっており正面に花咲がいるモニター、向かいに本物の教室机があって着席する。机の上には小型ヘッドホンアンプが設置されておりそこからカナル型イヤホンが生えている。
この時いや、ヘッドホンやなくてイヤホンや!という気持ちとそのイヤホンが2000円相当の高音ビリビリ音質だったことと、装着した瞬間左右から

<コンニチハー!!!           コンニチハー!!!>

というクソデカ挨拶が聞こえてきて脳の情報処理が限界を迎えると共に、昔個人勢Vtuberとのオンライン通話会の時に初手
「おい!おい!おい!おい!お前…他界したハズでは!?」という最上級圧力を受けた時の記憶がフラッシュバックしてPTSDになってしまった…

「スゥーーーー、ウス、ハ、ハジメマシテーー」

これまでの傾向と対策は全て吹き飛び、小学生制服衣装花咲も上手く認識出来ないうちに用意してきたデッキ読み上げ接近になってしまった。

60秒後スタッフさんから「60秒経過したのでチェキの撮影に移りますのでご移動お願いしますー」の声掛けに従いイヤホンを外して推しモニターの隣に。

ツーチェキ撮影時のポーズ決めについて、これをその場で考え出してグダるのは人生の中で最も無駄な時間のひとつである。やりたいポーズがあるのなら事前に考えておくべきだし、特にないのならおまかせなり撮られるがままなり、運営と推しに敬意を払って円滑に進めるべきである。

「ニシノフラワーちゃんのフラワーポーズやります、花咲だけに」
「え、いいねー!フラワーちゃん推しなの?」
「ウンス推しなんだけどフラウンスカプも好きなのでフラワーちゃんもお迎えしました。そうそうかざちゃんのウマ娘UF育成配信を見た後自分も何度か挑戦したらUF出来て--------

伝えられないのである。既にイヤホンを外しているので伝えられないのである。これは流石に初めての経験だった。ポージングキメながら、あっこれイヤホン外してるから会話出来んやんって気づいて内心笑ってしまった。

最後Live2D特有の体を左右に振ってバイバイを伝える花咲にこちらも手を振ってバイバイしたのが一番コミュニケーションの質感が高かったかもしれない。

そんなこんなで最後スタッフさんからツーチェキを受け取って視聴覚室終了。

もしかしたら想像外のことばかり起こったというネガティブな印象の内容だと受け取ってしまう人もいるかもしれないけど、そんなことはまったくなくて想像外のことばかり起こるのがライブやこういうイベントの醍醐味でもあるのでめちゃくちゃ楽しかったですということを伝えたい。

そんなこんなでスタッフさん花咲さん、対戦ありがとうございました。


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