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【ウマ娘】タウラス杯オープンリーグスタミナ教編成メモ

ウマ娘タウラス杯お疲れ様でした。グレードリーグでSランにボコられて病むのが嫌でオープンを選びましたが少なくとも決勝に関しては同格相手(おそらく名鑑ランク準拠?)と適切なマッチングが行われていたみたいで、いろいろ文句を言う人もいたけどよく考えられた神イベントだったと思います。自分としてもオープン決勝で過去一の面子と競えたのが一番面白かったし決勝も勝利しトータルで87%程度の勝率を上げることが出来ました。折角なので自分がオープンリーグどのような理論でやってきたのかメモに残してみます。あくまでこういう考えで組み立てていたという自論展開であり解説や正当な検証の類ではないので悪しからず。

タウラス杯オープンはスタミナ教が強い

当初はガチガチにやり込む気はなくとりあえず本命のABADDマエストロ全身全霊追込ルドルフ、攻略サイトで紹介されてたデバフネイチャに加えロマン枠でABBDD好転一息スーパーラッキーセブン差しフクキタルの編成で走ってみて、まあ普通に勝てるかなって感じでした。この編成に疑問を持ったのがフクキタルにスーパーラッキーセブンが発動したレース。そのレースはフクキタルが固有発動なしで普通に力勝ちしたんですけどスタB(630)+好転一息(200)+スーパーラッキーセブンで全ステ+100の実質スタ930くらいあったにも関わらずゴールラインで少し体が起き上がりスタミナ切れを起こしていました。これレース展開によってはスタB+金回復だと常にギリギリ足りない可能性があるし金回復が発動しなかったらオワりの運ゲーだとしたら一発勝負の決勝では絶対に使いたくないなと思ったのがスタミナ教入信のきっかけです。

そもそもスタミナ教(もしくは燃費理論)ってなんなのって話ですがこれはYouTubeでさとるの無課金ゲーム攻略TV氏が提唱している理論で、簡単にまとめると同評価帯のウマ娘を2400m〜超えるくらいの中長距離で比較した時スピパワよりもスタミナ確保を優先すべきという考え方です。その考えの根拠はレース画面上部にあるレース距離の分布図みたいなやつの最終コーナーに線が入っていて、その線に入った時点で十分なスタミナ量が残っていたらそこから最長スパートを掛けることが出来てスタミナ残量が短いほどスパートの距離も短くなり最終的なタイムが落ちるというものです。

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また過剰なスピパワ盛りもスタミナ消費が激しくなり燃費が悪くなるそうなのでスピパワよりも常に最長スパートを掛けられるだけの十分なスタミナ量の確保が最優先だというのがスタミナ教および燃費理論です。


またさとるの無課金ゲーム攻略TV氏の動画の中で、ストーリー2章のSランク逃げブルボンと自分のスズカを比較検証するものがあって、Sランク逃げブルボンに対してスタB+のみだと大差負け、スタB+マエストロ発動なら馬身差が表示されるというものがありました。実際の競馬でもそうですが競馬のレース展開というのは逃げ先行のペースによって決まると言われており(それに加え格脚質の分布なども絡みますが)、ストーリー2章の場合スタミナSのSランクブルボンの逃げが展開を作ることになります。つまりSランクブルボンがスタミナS前提でレースを展開していくため自分も最後までついていくためにはスタB+マエストロといったスタミナA+〜S相当積まないと最後までついていけないということです。この検証を思い出したことで私のタウラス杯の指針が決定しました。逃げ追込スタミナ教デバフネイチャ編成です。

逃げ追込スタミナ教デバフネイチャ編成

まずスタミナS相当で最後まで絶対垂れずに走り切れる逃げを編成することによってスタミナ不足のウマ娘は崩壊します。日本ダービーレギュにおいて絶対的に必要なスタミナ量はS相当というのが個人的な結論でした。前述のようにマエストロが発動しないと負けの運ゲーになるのは嫌だしマエストロが発動したところでデバフや掛かりによってギリギリ足りなくなって失速するのも避けたい。期待値的にはスタA(850程度)くらいで足りるかもしれないが、どこまで運に左右されにくい展開を作れるかがタウラス決勝で勝つための優先事項なので最低でもスタ950以上、見栄え的に1000を目指すというのが我がチームの指針になりました。実際タウラス杯のあるレースの中でA+SCDEの逃げマックが道中2回掛かったにも関わらず最後まで垂れずにぶっちぎって勝つことがありました。そういうわけで掛かりにも対応出来るスタSの逃げは必須でした。

デバフネイチャに関して、単純に勝利を狙うなら勿論3人エースが一番可能性が高いのはそうですが、例えば他チームが2人デバフ1人エースみたいな極端なシフトで臨んできた時に対応出来ないなと思ったからです。そもそも逃げか追込で8割以上勝てる編成を組めるであれば全試合で確実に相手に嫌がらせをするネイチャを編成した方が総合力は高くなると思います。ちなみに自分が3エースを編成するとしたらA+A+A+DD程度のフクキタルでスーパーラッキーセブン発動狙ってBランクの理論値みたいな走りを実現したかったのはあります。

次に本命の追込ですが何故差しではなく追込なのかといえばタウラス杯はチーム競技場みたいなスコア式ではなく純粋に勝ち負けしかないからです。どれだけ連対率や複勝率が高くでも勝たなければ意味がない。先行や差しの方が確実に前で勝負出来る機会は多くなりますが毎度毎度ギリギリの鬩ぎ合いで勝てるかは分からないような状況に賭けるよりも自分の勝ちパターンが来た時に絶対勝てるウマ娘を育成すべきです。勝ちパターンでは絶対勝てるしダメな時はまったくダメの方がトータルの勝率が期待できます。追込みはデバフの種類が一番少ないしそもそも脚質の絶対数が少なく競り合う機会も少ないので不確定要素を減らせます。その上で最終スパートは前方のウマ娘から順番に掛けていきますが前方ほどスパート争いが厳しく潰し合い必死な上、自チームのスタS逃げの影響でスタミナ崩壊を起こす率が跳ね上がっているので、自分のスタS追込が最終コーナーをブロックされずに抜けることが出来たら最後まで絶対垂れずに一番強力なスパートを掛けられるからです。そしてなによりも大きいのがタウラス杯が9娘立てのレースだったことです。正直自分の追込ルドルフをURA決勝に出したところで5割勝てる自信はないです。超長距離でもない限りは追込にとってブロックは避けられない問題です。しかし今回9娘立てのレースだったということで前の詰まりに関しては実力伯仲同士、普段のURAよりも激しい争いが予想されますが後ろに関しては普段のリスクの3分の1以下くらいまで下がっていたように思います。差しが不遇といわれていたのもそこらへんが大きいと思います。なまじ逃げや先行と競りやすいポジションのため普段以上に実力を発揮出来なかったのではないでしょうか。

タウラス杯でゴルシが人権だったことからも追込有利は明らかです。多分オープン全体での勝率ナンバーワンはゴルシでしょう。スタミナさえ足りていれば誰でもワンチャン狙えるのが追込みウマ娘の強みです。後述のステータス盛り編成はある程度課金が必要にしてもスタミナB+金回復くらいだったら誰にでも育成出来るレベルなのでそういった意味でオープンリーグは平等だったと思います。

そういう理論で最終的に編成した3娘がこうなります。

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決勝含めた最終戦績は逃げマックが11戦2勝、追込ルドルフが11戦8勝

同等の理論で逃げマックと追込ルドルフ何娘も育ててテストしましたが総合的にみてもそれくらいの勝利分布になりました。逃げ先行のラストスパートでの潰し合いは必至で逃げマックが最終コーナーをブロックされずに抜け出せる確率は半分以下でした。固有の相性的に同ステータスのマルゼンスキー辺りの方が逃げエースの適性は上だった気がしますがマルゼン持ってないしマックが一番好きなので他の選択肢はありえませんでした。好きなウマ娘で勝利を目指すことが何よりの大前提です。

この逃げマックは勝率が低いとは言っても複勝率は8割以上で、先行に捲られたとしても基本的に最終直線で差しかえすケースがほとんどでしたし、マックの最長スパート地点が丁度固有発動地点と一緒なのでハナをとった状態で固有発動した場合の勝率は実質100%のはずでした。自チームのルドルフに差されるケース以外は。

(これは上記娘とは別個体のマックとルドルフですがほぼ同ステータス、逃げと追込みが共に最高のスパートを切れた時の比較動画みたいなヤツ)


自分のスタS逃げをスタS追込で差し切れた事がスタミナ教追込エース論の裏付けになる気がします。まあ追込が最終コーナー抜けるのにもたつくにつれて逃げの勝率が上がるので一長一短ですが、追込が最も前の展開に左右されにくくその上で自分のタイミングで最長スパートを掛けるのに成功した場合東京芝2400mの最終直線が長いコース相性も相まって理論上一番強いです。

垂れウマ回避は追込最高スキルか!?

スタミナ教追込ルドルフには実感できる強さがあって最終コーナーをスムーズに抜けた場合の勝率は10割ですが、追込の宿命というかやはり5戦中1戦はブロック事故が起きます。ゴルシの場合固有のロングスパートが実質的な位置押し上げスキルでもあり視野スキルも自前なので事故率が下がり誰でも安定して使いやすかったのがタウラスでの活躍に繋がっていました。自分がゴルシ使わないのは面白みにかけるのと固有ロングスパートのゴルシに比べて固有最終スパート特化のルドルフやスぺ、タイシンの方が最終直線での切れ味がダンチでロマンがある。自分が見かけた配信者のタウラス杯動画のオープンで一番強そうだったタイシンガチ勢の人が継承不沈艦搭載してたのはなるほどねと思いました。

タウラス杯で安定して強いBランクを育てるには不確定なスキルに頼らずステータス盛りが絶対条件ですが賢さにステ振りする訳にはいかないので自分の手持ちサポと育成の相性等から追込ブロック回避の手段として検討した結果臨機応変と垂れウマ回避が候補に上がりました。

臨機応変は無難に使えるし評価点も低くて取りやすい。実戦でも目の前のブロックを1人分スッと避けてくれるので競る人数が少なめの逃げ先行に向いてる。───が、大きなブロックをまとめて避けたい追込の場合はそれが事故に繋がる可能性が浮上した。

(臨機応変と垂れウマ回避の同時比較動画みたいなヤツ)

目の前の1人をスッと避けてくれる臨機応変に対してこの状況から入れる保険が!?レベルのすり抜けを実現してくれた垂れウマ回避。逃げ先行は臨機応変の方が妥当かと思いますが最初ルドルフが臨機応変を使用した時、よりにもよって馬群の中へスッと移動してしまうみたいな事故がありえるのだとしたらむしろ追込に臨機応変は避けた方がいい。そういう考えで最終型ルドルフに垂れウマ回避を搭載して余ったポイントで継承Nemesisを取りました。

垂れウマ回避が後ろ脚質寄りのスキルであるのは間違いないですが最終コーナーで先行スペに捲られた逃げマックが最終ストレート伸び悩むスペを垂れウマ回避して勝ったレースがあったので、逃げだろうと垂れウマ回避に魅せられて最終型マックにも搭載しました。ただ、タウラス杯終了後Bランク殿堂ウマ娘を見返していたらステータスほぼ理論値マックを一回もテストせず腐らせていたのでちょっとびっくりしました。多分垂れウマ回避に固執してスキルつけられなかった娘をスルーしていたのだと思いますが、賢さCまで乗ってるなら普通にマックに全て託せよと今なら冷静に振り返れます。これでレジェンドレースのチケットに普通に勝てましたし、レジェンドチケットと互角以上に戦えるかがオープン決勝勝ち抜けラインのように思います。

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そんなこんなで迎えたタウラス杯決勝、逃げマックは完全に負けパターンの囲まれ方をして惨敗でしたが追込ルドルフはNemesis→垂れウマ回避→固有の完璧なスパートで先行ルドルフと差しスペを差し切って勝つ事が出来ました。

自分で言うのもなんですがまさかここまで狙いがハマるとは思ってなかったので突き詰めてきてよかったなと思いました。ちなみにこの時の先行ルドルフは適正オールSでステ盛りも自分のルドルフとほぼ同じような理論(スピード600台で物足りないとは思ったけどパワーは自分より上だった)でありはじめて同格以上のルドルフに遭遇したのですがステータスほどスパートが伸びてなかったように思います。次の話に続く内容ですがルドルフの場合逃げ先行とじりじり競り合ってから固有を発動するパターンではなく後ろから一気にごぼう抜きのパターンの方が俄然固有の力を発揮出来るように思います。ウマ娘において固有が強いのは勿論のことで固有を軸にレース展開を考えなければいけませんが、自分の追込ルドルフが適正Sの先行ルドルフに勝てた理由は固有発動をより活かす脚質が先行よりも追込であったからだと思います。そもそも先行ルドルフはエフェクト的に固有出てなかったっぽいし。

次のタウラス杯に向けて…固有は強し

最後に次のタウラス杯に向けての考え方を少し。次のオープンリーグも同じレギュだとしたら俄然オープンの方が理論の詰め甲斐があるので報酬関係なくオープンに臨むと思います。

さて、先程の先行ルドルフの話のようにウマ娘は自分のウマ娘の固有が一番強く発動出来る展開を作り上げることが最重要であり、それは代用金スキル等を無限に詰めるグレード魔境よりも評価点制限のあるオープンリーグの方が顕著です。

自分がオープンリーグで走った中で自分よりも突き詰めた編成の人とマッチングする機会はありませんでしたがそれでも負ける時は普通に負けます。逃げと追込両方ブロックされる展開負けはどうしようもないし競馬とはそういうものだと受け入れるしかないですが、2回だけ完全に力負けしたレースがあったのでそれはよく覚えています。

片方が青テイオーの固有が発動していたパターンでもう片方がチケットの固有発動パターンでした。固有発動して前に飛び出した青テイオーにはまったく追いつけず最終直線の競り合いが固有であるチケットとの競り合いの場面では普段なら絶対差せている展開からチケットが持ち直して負ける事がありました。ステータス的には明らかに格下だったのであれは固有がハマりにハマったケースだったように思います。自分の今回のタウラス杯の考え方は勝率を上げる事だったので固有発動率がトップクラスのマックとルドルフで組み立てましたが、逆に固有が発動しにくいキャラクターの場合発動の敷居が高い分発動した時の恩恵がマシマシになることがあります。それを実感したタウラス杯でした。

もし今後タウラス杯が長距離で開催されるようなことがあれば自分は絶対に逃げ白マックに火事場積んで固有を狙いに行きます。そんな普段のスコア狙いの競技場では物好きしかやらないようなロマン戦法や、自分の推しウマ娘でも編成を考えれば十分ワンチャン狙えるタウラス杯は改めて神イベントだったと思いました。お疲れ様でした。



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