見出し画像

妊娠する前までのバレエ

はじめに、私が妊娠するまで、
どの程度バレエを踊っていたのかについて書きます。

 4歳から地元の小さなバレエ教室でバレエをはじめ、
受験等で長く休むこともなく、30を過ぎるまでずっと続けてきました。

とはいっても、お教室はコンクール等とは無縁の、
ゆるゆるなレッスンのお教室で、
子どものころは週3回ほど通っていましたが、
残念ながら上手にはなりませんでした。

バレリーナへの憧れはずっとありましたが、
身体的にも素質がないことはよくわかっていたし、
今になって思えば、こうして長く続けてこれたのは、
厳しくないお教室で、競争や挫折もなく、
純粋にバレエを好きな気持ちを育ててこれたからなのだと思います。
とにかく舞台で踊ることが大好きなまま、大人になりました。

 大学生になってからは、時間の都合もあり週に1回だけのレッスンに。
普通では考えられない少なさでしたが、たまに舞台にも出ていました。
プロのように上手な友人たちと、下手な自分を比べて、
情けなくて泣いた日もありましたが、
稽古を増やして少しでも上達しようとするような根性はなく、
とにかく地道な努力ができない人間でしたし、今もそうです。

でもたった週1回のレッスンでしたが、
それでも私にとってはバレエが一番大切でした。

お教室では1年半に1回、小さな発表会があり、
人から見たら、たかが発表会なのですが、
私の人生はその1年半に1回のイベントを目指して、
回っているような気持ちでいました。

結婚するときは、私のバレエを大切にする気持ちを尊重してくれて、
週1回のレッスンと発表会を優先することを
許してくれる人でないと無理だと考えていました。

就職しても引き続き、週1回のレッスン。
上達することはなく、何とか維持することを目指して続けていました。
でも25歳を過ぎたころから、徐々に無理が生じてきて、
足首の靭帯断裂、椎間板ヘルニア、膝の靭帯損傷…
と、大きめの怪我を繰り返すようになりました。
やはり、週に1回急にたくさん動いて、翌日全身筋肉痛になる、
という繰り返しは身体に負担が大きかったのだと思います。

そんななか30歳を過ぎ、
近い将来子どもを産むかもしれないことを想像したとき、
今の自分のポンコツの身体や筋力では、
出産したらもう踊れなくなるだろうな…と思いはじめ、
週1回ではもうだめだ、と
初めて真剣にお稽古を見直すことを考えました。

それからオープンクラスに通うようになり、
お稽古を週2~3回に増やしたところ、
確実に筋力がつき、身体の負担が軽減したのを感じました。


それから約2年、妊娠がわかりました。

 

いいなと思ったら応援しよう!