はじめに:踊り続けたかった妊婦の記録
このnoteは、趣味で細々とバレエを続けてきた30代女性が、
妊娠・出産を経てもできるだけ踊り続けたいと願って、
迷いながら過ごしてきた妊婦期間・産婦期間の記録を振り返って綴るものです。
「妊娠したら、激しい運動はなるべく控えましょう」
というのは、日本では当たり前のこととして認識されています。
もう母親になるのだから、お腹の赤ちゃんの安全を最優先して、
少しでも危ないことはしてはいけない。
仕事ならば多少仕方がないけれど、ましてや趣味の踊りなんて・・・
そんなプレッシャーや冷ややかな目を感じながらも、
私はバレエを辞めたくなかったので、
どうしたら安全に踊り続けられるのか、
いつまで踊れるのか、
いつから復帰できるのか、
復帰のために何をしたらいいのか
…などなど、必死に検索を繰り返していました。
でも、プロのバレエダンサーが何カ月で復帰したとか、
オリンピック選手がいつからトレーニングし始めたとか、
そういった情報は多少あったものの、
趣味でバレエやダンスを続けている人の情報はほとんどありませんでした。
また、周りで出産を経験しているダンサーの先輩方も、
バレエを仕事にして毎日稽古をしているプロやセミプロの方々だったので、
週に1~2回の稽古しかできない私にとっては、
なかなか参考にすることはできませんでした。
このnoteで紹介するのは私の個人的な記録で、
もちろん誰にでも当てはまるものではありませんが、
もしどこかで、趣味のバレエやダンスを人生の生きがいにしている方が
妊娠した時に、一人の例として参考になれば嬉しいです。