妊娠5ヶ月:一緒にレッスンしている感覚
妊娠5ヶ月(16w~19w)
レッスン頻度:週2回
調子:下腹部が気になる
体重:+2kg
赤ちゃんの大きさ:BPD=43.5mm
それまで気が張っていたのが緩んできたのか、体重が増え始めました。
急に食欲が止まらなくなって、先のことの不安もあって
イライラすることが多い時期でした。
下腹部はまだあまり出てきていませんでしたが、
何か常に硬いものがある感覚は増してきて、
レッスンをしているときに
「おなかの赤ちゃんと一緒にレッスンしているんだなあ」
と思うようになってきました。
レッスンでは、やはり息あがりやすくなっていて、
バーレッスンでは、デガジェあたりから区切れごとに水分をとって
「ふー」となるべく呼吸をするようにしていました。
妊娠がわかる前から振り付けに入っていた舞台まであと1~2か月という頃。
妊娠がわかってから先生と相談して、速い曲は出るのをやめて、
ゆっくりな曲だけに参加することにしていたのですが、
ちょうど一人、出演できなくなったメンバーが出てしまい、
もう直前でフォーメーションを変えるのも大変だということで、
急きょその穴埋めのために、速い曲にも参加することになりました。
妊娠の経過も順調だったので、あまり不安はなく、
バレエシューズで出るか、トウシューズで出るかは、
直前まで考えることにしました。
(結局本番はトウシューズで出てしまいました)
後ろの方でほとんど立っているだけでしたが、
一度諦めた曲で踊れることがとても嬉しかったです。
なんだかご褒美をもらえたような気持ちになりました。
無理せず、でも丁寧に踊ろうと思いました。
私が出産した病院は、大きな大学病院で、健診はいつもとても混んでいて、
先生は毎回変わり、経過が順調な私の診察は5分でしたので、
あまり質問をしたりするような雰囲気ではありませんでした。
一番初めの健診の時に、「運動とかはしてもよいでしょうか?」と聞いてみましたが、「運動は転ぶリスクがありますので、私たちとしてはおすすめできません」と言われ、
教科書的にはそう答えるだろうな、と予想していた通りで、
それからはバレエのことを先生に話すことはありませんでした。
「今度舞台に出るのですが、最低限、気をつけるべきことはありますか?」と質問が喉元まで出かかったのですが、
「バレエ!?ダメダメ」と言われるのが怖くて聞くことができませんでした。
もう少し丁寧な診察やエコーを受けられるような産院にすればよかったと
当時は少し後悔していましたが、
今思えば、万が一赤ちゃんに異変が起きたり、
転倒をしたりした時のことを思うと、
かかりつけが大学病院であるという安心感は大きかったと思います。