妊娠4ヶ月:動いてはいけないプレッシャー
妊娠4ヶ月(12w~15w)
レッスン頻度:週2回
調子:変化なし
体重:±0kg
赤ちゃんの大きさ:BPD=31.5mm
相変わらずつわりがなかったので、体調としては良好でしたが、
職場では様々な部署にスケジュール変更や引継ぎの手続きをし、
前倒しでいろいろな仕事を仕上げたりと、忙しい日々でした。
バレエの方は、お腹はほとんど出てきていなかったのですが、
少し下腹部が硬いような感覚が芽生えてきました。
でも、正直なところ便秘くらいの感覚で、
レッスンをしているときはふと妊娠していることを忘れてしまっていることがありました。
このころ、一緒に舞台に出るスタジオのメンバーには
妊娠したことを報告し、
本番にご迷惑が掛からないように努力する旨を伝えました。
リハーサルになると、いくつかの演目は見学だったので、
みんなの踊りを見ながら、
「これからどうなるのかな」
「産んだら戻れるのかな」
「その気力はあるのかな」
など無駄に考えてしまう時間がたくさんあって、
皆にどんどん置いてきぼりにされてしまうような思いになっていました。
グラン・ジャンプを休んでいるとき、
「飛びたいでしょう~(笑)」と、子どものいるメンバーに笑われました。
きっとかなり羨ましそうな顔をしていたのだと思います。
一方で、知り合いの発表会を見に行く機会などもあり、
「産んだら次はあれが踊りたい!」
「もっとこんな風に踊れるようになりたい」
とやる気も湧き上がっていました。
まだ身体に変化がなかったので、不安もたくさんありましたが、
そのぶん希望も持てていました。
色々と検索しながら、マタニティバレエのDVDを購入して
観てみたりしました。
出演しているバレリーナはとても素敵でしたが、
メニューはかなりゆっくりの軽い動きだったので、
「ああ、こんなに軽い動きしかしてはいけないのだな」
と少し落ち込んでしまい、その後あまり見なくなってしまいました。
(今思えば、臨月の時にもう一度観たら、
とても気持ちよくストレッチできたと思うのですが、
その時にはDVDの存在を忘れてしまっていました。)
職場でも、優しいおばさまに
「手を肩より上に挙げてはだめよ」と言われたりして、
「…バレエの動きは、手を上に挙げてばかりだ…」
と改めて考えてしまったり。
動きたい気持ちと、動いてはいけないプレッシャーを強く感じていました。
それはたぶんまだ胎動もなく、お腹も出ていなくて、
さらに私はつわりも皆無だったので、
赤ちゃんがちゃんと生きていることを確かめられなかったからだと思います。
妊婦健診も4週間に1度だったので、
そこでエコーを確認できるまでは不安で、
健診の前日は「やっぱり動いちゃったの良くなかったかな」と眠れなくなりました。
妊娠後期に胎動を強く感じるようになってからは、
レッスンの最中でも元気なことがすぐにわかったので、そうした不安は減りました。