in新宿の夜（n回目）

最近仕事で新しいことがはじまって、サンプル作りに勤しんでいた。社長はイメージ先行型で、ニュアンスを受け取るのがむずかしい。こんな感じかなと思って作ってみて、違う、また作って、これいいね、さらに作って、面白くなってきたね。わからん、全く分からない、、、苦しむ姿に上司がニヤニヤしていた。

頭を抱えながらも何だか楽しかった。出来上がったものを指定の場所に届けに行き、同じ住所にポストが2つあったのでどっちですかねと聞いてみた、返信待ち。なんか頭使って疲れたな〜 今日は金曜日で、風邪が治ってから久しぶりの金曜。ひま？とLINEしてみるか、帰るか迷う。ポストは奥の方だった。各駅しか停らない知らない駅、ひとつ隣の大きい駅まで歩きながら考えることにした。セブンでクリアアサヒを買って、終業報告して歩く。

新宿についたのは21時、どすこい四文屋に流れ着く。おかしい、天ぷらがなくなったのは聞いてたけど、ごまカンパチもない、まぐろアボカドもない。飲み物だけ口頭で注文してくださいって、何なんだ............ でも、トイレから戻ったら友達が瓶ビール頼んでくれていて、グッドボタンを押した。活気と声量に押されながらいつも通りの話をしてた。初速はゆるっと、加速するタイミングもいつも通り。これよ

ゴールデン街でいつも金曜にいる店員さんに会いに行ったらいなかった。近くのちがう店に初めて入って、お母さんの友達に似てるお姉さんと話しながら、終電はぬるっと過ぎる。大丈夫かなと友達をチラ見するけど、毎回そうだった。電気ブランを柑橘類で割ったやつ超おいしかったけど、3口（3舐めくらい）で確信した。しぬやつだ。横にいた外人にどこ出身に見える？と言われて、その後も4組くらいに同じ質問をされ、これあるあるなの？と思いながら、スペイン人にスペイン行ったことあるよーと話していた。友達の留学先に遊びにいった時のこと、田舎にあたるらしいその地名を言ったら爆笑された。日本でいう町田的なことなのかな？

フラフラゴジラ前にいくとキャッチにつかまりボーイズバーに運ばれる。1時間千円飲み放題って、何がどうなってんの？キャッチの一人が2日目の新人らしくて、辞めればいいのにと思った。先輩に従順で上下関係が見えて、これも仕事かと思う。私よりよっぽどちゃんと接してる。ボーイズバーには一度だけその友達と行ったことがあり、友達が氷をぶちまけた事だけ覚えてるって話をちょうどしてた日で。ほんとに1時間千円だったけど、その後延長して結局六千円払った。延長なんかしなくてよかったのに、もうすぐ始発だったのに、なんかこういうの断れないずっと。断っていいのに、むしろ断るだろうが。テキーラ今一番いらねーんだよなぁ。友達が楽しそうでよかった。

土曜日は友達と一日あそび、爆睡。日曜昼過ぎに起きてスマホ開いたら、四文屋のモバイルオーダーの画面と、新宿に生きる男たちのLINEが追加されていて、あの長い時間が一瞬に感じる。