何もしないで過ごしてみた
こんにちは。タップダンサー・振付家のおどるなつこです。
といってもこの2週間ほどは”何もしてない人”をしてました。踊るのも夢の中でだけ。
自らに課していたさまざまなことを一切やめて、”心が動くこと”と”人から求められること”だけを行う。これはかなりシンプルで良い時間。
何もしない日々
「こうしたいな」と思うまで何もしないでゴロゴロする。習慣的なこともやめてみる。といっても、やっぱり朝は美味しいコーヒーを飲みたい。
生豆を手網で焙煎して、コーヒーを淹れ、寝そべってのんびりゆっくり飲みます。美味しいです。
窓を開けると蚊も入ってくるので、蚊よけにセージを燃やします。煙を見て猫が逃げます。
そうして、雨の日は窓から雨を眺め、雨音に耳を傾け、晴れていれば鳥たちの歌を聴き、ぼんやりと過ごす。何かしたいなあと思うまで、とことんぼんやりとする。
ふと庭に出る
なんとなく身体が動いて、庭に出てみれば生き物たちは元気で美しい。
雨を浴びて、太陽を浴びて、ただそれだけで。
季節と共に、花が咲って(咲いて)、身(実)が実る。
実を予感させる花の笑み。零れ種から自然に殖えた野草たち。
梅雨だからね、露草も元気。
万物は存在している
こうして、ほぼ何もせずにゴロゴロしていると、初めのうちは、「行動できない」状態のように感じていたのだけれど、そうではなく、「ただ存在している」ということに思えてくる。私という空間がある限り、存在が許されている。こんな当たり前のことが、なぜ感じられなかったんだろう。
私はただ存在しているし、庭の草木たちも猫たちも同様に、今ここに存在を許されているんだ。
傀儡にならないように
ふと気持ちが動いて、古着物で服を縫う。
カレーを仕込んでみる。
ちゃんと心が動いてから行動すること。
思い込みや情報の操り人形にならないように。
私をちゃんと取り戻そうと思ったのかもしれないな。
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