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僕たちにとっての旅

まだまだ毎日暖かいなー、と油断していたら急に寒くなりました。文字を打つキーボードもひんやりする季節です。

昨日はFLOWER FLOWERのライブにゲスト出演させていただきました。あのハッピーな雰囲気は見てくれていた皆さんにも伝わったのではないかな、と思います。久々のライブ、最高に楽しかったです。いい日になったな。

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さて、僕たちodolは、ワンマンライブ”individuals”に向けて準備の真っ最中。今回は大阪と東京の2箇所での公演を予定しています。僕らにとって、東京以外の場所で演奏するのは約1年ぶり。
この数年間、いろいろな場所で演奏してきて思うのは、僕は遠くへ演奏しに行くのがとても好きだということです。

僕たちロックバンドにとって、普段自分たちが生活している街を離れ、遠くの街で演奏するというのは少し特別な意味を持つことだと思っています。

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いわゆる旅行と違って、たとえば福岡のような目的地が東京から遠い場所だったとしても、僕たちは楽器を乗せられる大きな車で行きます。そうなるともちろん移動は1日がかりです。たしかに体力的には大変だけど、ライブに向けて各々が車中でテンションを高めていく感じや、ライブが終わった後の達成感を感じながら夜中の高速道路を走っていく感じが、僕は好きです。
(免許を持っていない僕なので、こんなことを言うと、運転してくれているメンバーとスタッフに怒られそうですが。笑)

そして、何と言ってもその土地で僕らを待ってくれているお客さんたちのパワーは、なんだか凄いものがあります。僕らのライブでは、盛り上がって歓声が起こることは少ないのですが、むしろその無言の眼差しにとても大きなパワーを感じながら歌っているのです。

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次のライブの開催地である大阪といえば、とても印象に残っていることがあります。
odolを始めたばかりで、初めて大阪のライブハウスに演奏しに行ったときのこと。当時はホテルに宿泊することなどできず、メンバー全員、車中泊でヘトヘトになりながら会場に向かいました。必死で演奏したけれど、僕らの配っていたCDを貰ってくれる人は一人もおらず、この旅は一体何だったんだろう、と途方にくれてしまいました。そのとき、僕がギターの井上に言ったことがあります。

「今後odolがもっと知られて、自分たちの演奏を待ってくれる人たちが居たとしたら、こんな疲れもすぐに吹き飛ぶね。」

彼が覚えているかわかりませんが、僕にとってはそれこそが他の街へ演奏しに行く、歌を歌いに行く原点であり、原動力なのかもしれないな、と今も思っています。

来週、僕らは大阪に行きます。今回はワンマンライブです。久しぶりの大阪で、僕らがどんなものを見せられるか、聴かせることができるか、楽しみにしていてほしいな。



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odol | backyard
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