「水の中」の音
今日はやけに冷え込むなあと思っていたら外の気温は5度のようです。冬ってこんなに寒かったっけ?皆さんも体調を崩さないようにお気をつけください。
さて、2週前から僕らの最新作『pre』の収録曲について書いてきたこのnoteですが、それも今回で最後。今日は「泳ぎだしたら」という曲について。
この曲は久しぶりに歪んだギターをかき鳴らしている曲。先月のリキッドルームのライブでも演奏したのですが、odolのライブでの定番の曲になりそうな予感です。やっぱりライブ会場での轟音ギターって、聴いているほうも鳴らしているほうも気持ちがいいもんね。
もちろん音楽的にodolらしい(森山らしい)リズムで遊んだり、ストリングスとの絡みだったりというギミックの詰まった曲なのですが、久しぶりのストレートなバンドサウンドとも言えるこの曲。3人で再スタートを切る自分たちの置かれた状況をストレートに歌うことにしました。
photo by マチダナオ
曲名にもなっているように、水の中でのことをモチーフにしたこの曲。そのヒントを与えてくれたのはシンセやデモに入っていたリバーブの音色でした。ギターの轟音の中、決して声を張りあげるような音域ではない自分の歌が、文字通りオケの中に溶け込んでいくような、そんなイメージです。
目線を上げるようにして
空の上を泳いで
このスピードで向こう岸まで
雲のトンネルをくぐって
たぶん僕らは
何をしたっていいんだ
君はどうしたい?
どこにでも行けそうさ
ミックスダウンの作業のとき、言葉を目で見て読むよりも、歌にして音楽の中で聴いた方が伝わることもあるのだなと再確認させてくれた曲です。この部分の歌詞は特にそう思います。歌を聴いていると、水の中を泳ぐ映像が浮かんでくる気がします。
そういえば、今週おそらくまた僕らの新しい情報をお伝えできると思います。楽しみにしていくださいね。
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