特別な時間を終えて思うこと
先日、ほぼ10ヶ月ぶりに、お客さんの目の前で歌いました。
バンドを始めて10年以上経ちますが、こんなにも日が空いたことはなかったかもしれない。
実際にステージに立つまでは、目の前で誰かが聴いてくれていることで自分の体の底から力が湧いてくるとは思ってもいませんでした。
印象深かったのは、本編最後に歌った「虹の端」。
リハーサルで何度も歌っていたはずなのに、
音楽ってこんなかんじ?
遠くだって近くなって
もう不安な気持ちなんて飛んでゆくよ
という歌詞が、今日僕が歌いたかったこと、見にきてくれた人たちに伝えかったことは、こういうことだったのだと改めて気付かせてくれました。
過去、自分から出てきた言葉だというのに、歌う時や場所によって、こんなにも違った響きになるのですね。人生の中でも忘れられない日になったなあ。
photo by shunsuke imai
本当に色々なことがあった1年間。
当たり前だったことがそうでなくなっていく中で、音楽の在り方に悩み、迷いました。
しかし振り返ってみると、直接会うことが難しかったとしても、みなさんの"心"にだけは以前と変わらずに会えていた1年だったのではないかと思えています。
ワンマンライブ “individuals”に足を運んでくださった皆さん、遠くから気にしてくださっていた皆さん、そして僕らメンバーと同じ熱量で一緒に公演を作ってくれたチームの皆さんにも、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました。
photo by Keita Nomoto
そして!!僕たちodolから嬉しいお知らせがあります。
ライブのアンコールでも演奏した新曲「歩む日々に」を12/25(金)にリリースします。
今回、森永乳業さんのコーポレートムービーのために書き下ろしたこの曲。こんな状況だからこそ、誰かと一緒に寄り添い、歩いていけると強く歌えたことを誇らしく思います。
歌詞については、TVCMの放送が始まり、楽曲もリリースされてから、来週またこのnoteに詳しく書きたいと思います。
実は、去年yuiさんとコラボさせていただいた「ばらの花×ネイティブダンサー」のリリースもクリスマスでした。たった1年前のことなのに、今ではもう遠い昔のように感じます。
この、「歩む日々に」も、僕たちからのクリスマスプレゼントになれば嬉しいなー。
ヘッダー撮影: shunsuke imai