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この時期におすすめの過ごし方①

 地域によっては卒業式・修了式も終わり、異動も判明した頃だと思います。この時期、来年度の校内人事のことでソワソワしている人も多いことでしょう。
 校務分掌で主任などの仕事をしている人だと、来年度の計画やら提案作りやらで毎日忙しく働いている人が多いのではないかと思います。
 私も去年の今頃は、教室の片付け、部の提案資料の整理、来年度の計画、4月初めの提案資料の準備、年度末の雑務など、短い期間にやることが多すぎて「1日ってこんなに短かったっけ?!」と思いながらせっせか働いていた記憶があります。(もっと早めにやっとけよという話ではあるのですが・・・)
 ただ、異動がない人や校務で重い仕事がない人は、自分のことをやりさえすれば、少しは時間ができるかと思います。じゃあ来年度の準備ができるかといったら、そうはいかない。先に書いたような「4月から自分は何を受け持つのかわからない」という状態では、何をしたら良いのやら・・・とヤキモキする気持ちになりますよね。また、この4月から採用という人にとっては、本当に「何がなんだかわからない」という気持ちだと思います。
 この時期に何をやってよいかわからないときは、私は「これをしよう」と決めていることがあります。来年度に役立つことやそうでないこと(?!)も含めて、何回かにわたってまとめてみようと思います。

丸々1日、年休をとってリフレッシュデーにする

「年休が余りがち」な小学校教師

 特に小学校の先生は年休が余りがちです。子どもが来ている間は「自分がいない間、学級で何かあったらどうしよう」と心配で、急用以外は年休を取る優先度が低いという人が多いと思います。
 私としては「急用」ではなくて「休養」のために年休を取りたいと思っているのですが、かくいう私も年休をたくさん余らせたまま年をまたぐことの方が多いです。コロナ禍で学校が休みになった年でも、消化できていませんでした。
 なので私はこの時期、

「どんなに忙しくても1日丸々年休をとり、リフレッシュする!」

と決めて、仕事を調整して年休を取るようにしています。
 映画を見たり買い物をしたり、おいしいものを食べに行ったりと、自分の好きなことをすきなだけするといいと思います。
 やる前は「仕事の調整面倒だから今年はいっか。」と思ったりしますが、1日リフレッシュして後悔したことは一度もありません(笑)むしろ「これ、毎月できたら最高じゃね?」と思うくらいです。

「ウェルビーイング」という考え

 日本ではあまり浸透していませんが、「ウェルビーイング」という言葉があります。

 ウェルビーイングとは、身体的、精神的、社会的に良好な状態にあることを意味する概念だ。
 幸福という言葉で説明されることもあるが、うれしい、楽しいといった心理状態というより、ウェルビーイングは、心身ともに健やかな状態にいることを指す。仕事に限らず、学校生活のウェルビーイング、日常のウェルビーイングなど様々なところで使われる言葉だが、職場のウェルビーイングといえば「心身の健康的な状態」をベースに、従業員のモチベーション、人間関係、会社のいい意味での忠誠心、コミットメントの向上にもつながる言葉として使われている。
「フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか」


 フィンランドなどでは、この「ウェルビーイング」がしっかり浸透していて、「人生を豊かにするために仕事を休むのは当然でしょ。」という雰囲気が社会にあるらしいです。仕事のモチベーションを向上させるために休むという考えが当たり前にある社会らしいです。
 例えば仕事を休んで、もしくは早くに切り上げて映画を見に行ったりサウナに行ったりすると、終わった後「あー、来てよかった。仕事もがんばろ。」と自然と思えてくるものです。しかし、毎日毎日「仕事仕事仕事・・・」では、気持ちを切り替える、リフレッシュするタイミングがなく、モチベーションをうまく維持できないままダラダラと働いてしまうことが私はよくあります。
 なので、何も気にせずに思い切って1日丸々休むというのは、プライベートのたためにも仕事のためにも、この時期やっておこうと私は決めています。

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