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個人的な、推し活における偶像崇拝的なやつ

 初めて推しができた私。お仕事で関わる方々の中に推し活している方がいらっしゃるのでときどきそれについてお話するようになりました。中には私の推しを知ってくださってる方もいて、近況について話したりも(地元なのでインスタフォローもしてるらしい)。「面白い子よね」「凄いけど変わった子よね」「最近露出増えたね〜」など話を振ってくれます。
ご自身の推しについては、とにかくカッコイイ、素的過ぎる……と満面の笑みで語ってくれます。幸せそうでこちらまで笑顔になります。人生に彩りを与えてくれた神に近い存在らしいです。うんうん。会いたいですか?何言ってるの?!会ったら死んじゃうッ!!死んでもいいッ!てか死んじゃう!!神だから!! 
あ、少女みたいな顔になった。可愛い♡

以前、タレントのマツコさんが、推しには会いたくない、偶像のまま憧れていたいと言ってたのを思い出しました。憧れのまま偶像たれ。
そっか。神みたく捉えることは悪いことでもないなあ。強要しなければどう捉えるかは自由だなあ。


なれたらいいな、でも全然なれてねえよなと言いつつ、ずーっと執着からの解放などを歌とトークで発信してる推しの思想は、その求める理想に近づいてるんでしょうか(成ったら宇宙に溶けるんちゃうかどきどき)。ギャルとヤンキーを心に飼ってたいとゆるゆる言いつつも完成間近な修行僧のよう(に勝手に見てる)。
でもそれを広げようとするほど、それを説きながら人としての可愛らしさを見せてくれればくれるほど、一般的な人間の大罪を心に抱える私たちは焦がれ求める気持ちを高めてしまうというパラドックスが生まれてるような。
時にTwitterのTLが修行みを帯びてしまうのはこのあたりなのかなと思ったりしています。
その思想を歌にし、解説し、常々発信してるのに、知れば知るほど見たい見たい!聴きたい聴きたい!のクレクレがおっきくなるんですけど。
掴みどころがない推しの沼が明るく眩しく澄み切ってる中で欲や執着が露わになるのは4Kで毛穴が目立つのと同じ理屈ですか(違う)

・いっそ嫌いになりたい←めっちゃ分かる。
・この際凄い欠点持っててほしい←あ〜めっちゃ分かる。
そんなこんなを繰り返すうちに

あ〜……老後、お世話になる介護施設に慰問に来てくれたらいいな。。
最終的には秘仏御開帳なノリで拝みそう。。
みたいな思考になりました。
そして最近  仏と思うことに。。。



仏。私の中ではお地蔵さま。
閻魔様の化身でしたね、お地蔵さま。
慈悲のかたまり、子供に優しい菩薩さま。
できるだけそんな気持ちで眺めるようにしてるんです。
色っぽさでいうと弥勒菩薩像が近いですけど、煩悩がめらめらする度に反省していると、閻魔様とお地蔵さまが同時に脳裏に現れてくれるんです。神格化したいわけではなくて、お地蔵さま、尊いわ〜と思うと自分が落ち着きを取り戻す。ひとりの若者ですが、そう思うようにすると割と安定した気持ちで鑑賞できるというか。ぎゃああああ!とか、うわあああ!とかは健在したままですが。こう思うことで生活に支障を来さない推し活ができるのかなみたいな。

この取組み(w)を始め出して数ヶ月になりますが、今のところは以前より平穏な気がします。いつまで維持できるかは不明ですが。
(落ち着いた頃にドン引きするくらいどエロ……もとい、どエライの出してくるからなあ泣w)


ここに至る経緯として、仲良くなる推し仲間さんたちの影響があります。基本的に明るくて、考え方や人との関わりにちゃんと愛が基本にある。
この際だからついでに言っとこ。
仲良くしてくれてありがと好っき。

そういう方と話して気づくのは、ネガな事例に対しては怒りの感情より悲しみの感情のほうが大きく見えることです。
そして、想像なんだけど、推しもそういうタイプなのかなと思ったり。

怒りは人に対して、悲しみは事象に対してあるような気がします。人を憎まず罪を憎むってこういうことかぁ。。私もそういう考え方を自然にできるようになりたいな。。
あ、だからお地蔵さまって思い始めたのかな。。。。?


推しから新しい曲や活動を提供される度に心が震えますが、その眩しさを自分の人生に明るい光としてまるっと吸収していけたらいいなあ、いつかそれを自然にできるようになったらいいなあ。。。


追記
神さま仏さまと思うメリットにとして、そのくらいの感覚でいたほうが推しとのいい距離感を保てそうです。
以前、ファンの過激なストーカー行為により活動を休止してしまったミュージシャンもいて裁判沙汰になったこともありましたね。
現在もそういった事例は多そうだなあと。
親しみをくれることで錯覚してしまいがちだけど、基本的に遠い芸能の世界の人だということは忘れないようにしないとあかんことになりそうだなとまた最近思うのです。。

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