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振り回されてナンボでしょ-だって相手は猫神様だもの-

保護猫の「おでん君」をお迎えして、いろいろな壁にぶつかりながらも、トライアル期間を順調に過ごしています。

「おでん君」が来てから、毎日勃発するトイレ騒動。
とにかく力強く砂をかく「おでん君」なので、トイレの後は💩だろうが、オシッコだろうが、辺りがとんでもない有様になります。

私たちがトライアル前に予め準備していた猫用トイレは、屋根付きのものなので、どれだけ砂をかこうが、そこまで被害はありません。

屋根付きで、後ろにスコップが刺さってます

ケージの中に入っているもう一方のトイレは、屋根無しのものなので、毎度被害が甚大になります。

「じゃあ、屋根付きのものに統一すればいいじゃないか?」という声が聞こえてきそうですが、猫は好き嫌いが激しい動物。
屋根付きのトイレで隠れながら用を足したい時もあれば、屋根無しのトイレで開放感を味わいながら用を足したい時もあると思うんです。
「おでん君」はもともと屋根無しのトイレを使っていたので、屋根付きのトイレをそもそも使ってくれるのか、という懸念もありました。
なので、屋根無しのトイレを使いつつ、被害を最小限に抑える工夫が求められたわけです。
「おでん君」に「猫砂をかくのやめて」と言っても、「いや、本能だしやめられないニャ」と返ってきそうですしね笑

ケージは隙間があるから、猫砂が飛び散ってエライことになる。
ということは、隙間から出ないようにすればいい。
だったら布を巻いてみる?
いやいや、それだとせっかくの開放感がなくなるんじゃないか。
それなら布じゃない何かで巻くか。
適当に隙間があって、でも猫砂がすり抜けない程度の密度があるもの...。

考えた挙句、ダイソーで売っているもので工作したものがこれ。

お手製猫砂ガード!

長さ30cm くらいの”簾(すだれ)”を結束バンドでつなげたお手製猫砂ガード。
これなら、隙間からちょっとだけ外が見えるし、猫砂も飛び散らないので、ちょうどいいです。
作るのにも、そんなに時間がかからなかったですし。

これでトイレ問題は解決!

と思ったら...。

お次は💩問題です。
💩は健康状態のパロメーターになる、なんて言われますが、おでん君の💩は殺人的な臭さです笑
いや、これはもう仕方ないんですが、妻曰く、妻の実家の猫の💩よりも臭いとのことなので、何か対処法がないか、原因は何か、保護主のチーカワさんに相談しました。

すると、臭い対策には2つの対策方針が考えられるとのことでした。

  1. 猫砂を変える

  2. 食事を変える

まず、「1. 猫砂を変える」から考えます。
猫砂には、いろいろな素材の猫砂が市販されています。

こちらは鉱物系の猫砂です。
液体に触れるとガッチリ固まってくれます。
これは掃除する時にかなりラクになりますね。
また消臭力も抜群なので、共同生活をするうえではかなり役に立つ成分で構成されているようです。
ただ、液体に触れていない部分は当然ながら砂状なので、砂を掻くたびに砂が舞うのが難点です。
おでん君は、とにかく砂を掻きまくる猫…なので、砂が舞ってしまう恐れがあるなぁと、ちょっと不安なところもあります。

こちらは、屋根付きトイレに付属品としてついてきたものと同製品のものです。
木製のチップに消臭成分が入っていて、消臭力はなかなかのものです。
猫ちゃんが、しっかり砂を掻いてくれれば、💩にキレイにくっついて、掃除もササッとできます。
あまり掻かない猫ちゃんだと、💩がむき出しになってしまうので、消臭力は半減してしまうかもしれません。
一方で、大きめの木材なので、いくら掻こうが宙を舞うということはありません。

というわけで、我が家では木製のチップを使っています。
消臭より、掃除のしやすさを優先しました。


さて、次は「2. 食事を変える」のほうです。

臭いの原因は腸内環境にあるかもということでした。
腸内環境が悪いと仮定すれば、乳酸菌やオリゴ糖入りのフードに変えてみると、もしかしたら腸内環境が良くなって、💩の臭いがマシになるかもしれないという理屈です。
なるほど、発想は人間のそれとたいして変わらないじゃないか。

また、人間用の新ビオフェルミン錠剤を砕いて、四分の一くらいのひとかけらを食べさせるということでもいいみたいです。

もちろん、これらは、人間と同じように、食べすぎると猫だって下痢します。
なので、分量の見極めが大切で、猫ド素人の飼い主としては、ハードルが高いというのが正直な第一印象でした。

う~ん、フード、どうするか…。
フードを変えるというのは、猫の胃腸にとって負担がかかって大変だろうし、今までのフードを使い切りたいという思いもあって、どうしようかなと悩みました。

フードを変える労力を考えると、あまり乗り気にはなれず。
まずは我が家での生活に慣れてもらうのが最優先ということで、ある程度の臭いは我慢して、一旦様子を見ることに。

人間もそうですが、体を構成するのは食べ物です。
食べ物に不純物が含まれれば含まれるほど、排泄物も体臭も臭いが強くなります。
キャットフードについては、またテーマとして取り上げたいことではあるんですが、食べ物=排泄物と考えれば、より添加物や不純物が入っていない食べ物のほうがいいに決まっています。

出展:子猫の部屋 猫の内臓解剖図・完全ガイド~写真と図で見る消化器・呼吸器・循環器・泌尿器 ( https://www.konekono-heya.com/karada/internal_organs.html


また、猫は人間の消化とは違い、腸の長さが短く、肉類を消化することに特化しています。
つまり、人間よりも排便間隔は短く、植物性の食べ物は消化器官が対応しておらず、肉類多めの💩になり、よって、臭いもキツくなります。
最初は、今までいたシェルターでのご飯をそのまま上げていましたが、ちょっとずつ栄養価が高く、穀類をなるべく使用しないフードに変えていくということで、健康にも、ダイエットにも、💩にも効果があることを期待しようということで、我が家の方針は決まりました。

ただ、一般的に、猫の排泄物は臭いと言われています。
妻が言っている、「実家の猫の💩より臭い」は、果たして本当にそうだろうかという話もしたことがあります。
単純に、実家の部屋が広いから、臭いが分散してあまり感じないだけなんじゃ…というね笑
だから、野良猫にご飯を与えるのは、そういう意味で嫌がる方はいらっしゃいますよね。
確かに、苦労して苦労して手に入れたマイホーム...の玄関の前に💩でもされたらたまんないです😂
私は動物好きなほうなので、時々勘違いしてしまいますが、「前提として、みんな動物が好きである」と、とかく思い込みがちです。
これは、気をつけないといけないところだと思っています。
もし、自分が動物嫌いで、このマイホームの持ち主だったら、この猫の行為は許せないと思います。

結局、臭いに関してワガママ言っているのは飼い主側なので、まぁ、一緒に暮らしていく中で、少しずつ対策を考えようというスタンスですね。
💩問題はついて回りますが、それでもかわいい愛猫のためと思うと頑張れるから不思議です。

すくすく、のびのび育てよ~おでん君~😻

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