見出し画像

東京のおでん種・おでんの具・練り物・蒲鉾専門店

こんにちは。はじめまして、東京おでんだねです。

東京おでんだねは、東京のおでん種やさん・練り物屋さんや蒲鉾店の情報を紹介するウェブメディアです。 

私が幼少期に住んでいた地域では、おでんはおでん種やさんで買って、家で調理して食べるのが当たり前でした。今でもおでんは多くの人たちに愛されていますが、コンビニのおでんを買って食べたり、スーパーで販売しているパックを買って調理することがほとんどだと思います。もしくは、居酒屋やおでん専門店で食べる方も多いと思います。

東京ではかつておでん種や練り物を販売する店舗は多かったのですが、時流によって年々その数は少なくなってきています。それでもまだ、美味しいおでん種を販売するお店が残っています。そのお店でしか食べられないオリジナルのおでん種もありますし、お年を召しながらも元気に働いている方や、地域の味を守ろうとお店を継いで頑張っている方もいらっしゃいます。そのようなお店をたくさん紹介し、再び「おでん種やさんでおでんを買って、家で調理して食べる」文化を盛り上げたいと願ってこのサイト「東京おでんだね」(https://odendane.com/)を立ち上げました。

訪れたおでん種やさんの人気商品や地図、定休日や営業時間を掲載し、誰でも訪れやすい構成にしていこうと思っています。「おでん種やさんでおでんを買って、家で調理して食べる」文化を盛り上げたいと思っています。

いつもは東京おでんだねのサイトで記事を更新していて、おでん種を探している方々から検索経由で訪れていただいています。Twitter(@tokyo_odendane)Instagram(@tokyo.odendane)でもおでん好きの方々とコミュニケーションしていますが、noteでも色々な人たちと出会えるのではないかと思い、実験的に始めてみたいと思います。

サイトでは主に東京都内のおでん種やさんをひとつひとつ巡って食したレポートと、おでんの種(具)を紹介したおでん種カタログを更新しています。おでん種やさんはそれぞれ歴史や人情、趣きやこだわりがあり、おでん種はお店によって個性的な形状や味付けがなされていて本当に興味深いです。

例えば、下町おでんの定番のカレーボールひとつ取ってみても、串に刺されているものがあったり、野菜が一緒に練りこまれていたりと個性が際立ちます。おでん種がどのように広まり、多様性を持っていったかを考察するのも面白いと思います。「自分の慣れ親しんだカレーボールはこれだ」とか、思い出に照らし合わせてみるのもいいでしょう。

また、インターネットではほとんど情報のないお店のおでん種が特筆に値するものである場合もあります。例えば、小竹向原駅近くにある蒲吉商店の野菜天。このおでん種は魚のすり身にインゲンと短冊切りしたニンジンが入っていますが、断面の美しさは過去に見たおでん種の中でいちばん美しいのではないかと思います。民藝を代表する版画家の芹沢銈介の作品を思い起こさせる素朴で洗練されたデザインです。もちろん味は素晴らしく、ニンジンを短冊切りすることで旨味と香りが口いっぱいに広がり、インゲンのしゃきしゃきとした感触も素晴らしいものです。ここのおかみさんは柔和で人懐っこく、ぜひ皆さんにお会いしてほしいなと思います。

東京のおでん種やさんにまつわる様々なネタを紹介して、皆さんに実際に訪れて、調理して、味わっていただきたい。地元の商店街の人々との交流や、家で大好きな人たちと食べるおでんの魅力を再発見してもらいたい。そんな思いでサイトを運営しています。お金儲けは考えていなくて、私が子どものときにお世話になり、よい思い出を作ってくれた東京のおでん種やさんへの感謝の気持ちを込めて、これからも頑張っていきます。情報やネタも募集していますので、その時はぜひタレコミお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?