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中間反抗期って知ってる?

これまでも何度も相談されてきたのだが、
上手くアドバイス出来なかった。

相談の内容は、小学校1年生の女の子だ。

ずっとママッ子で言うことをちゃんと聞く
手のかからないいい子だった。

ところが、小学校に入学してしばらく経つと、
学校から真っ直ぐ帰ってこないことが何度も続いた。

心配して学校まで探しに行ったり、
あちこち探し回ったりした。

どうやらお友達の家までついていったり、
お友達と遠回りして帰ったり、
余所のお宅に上がり込んだりしていたようなのだ。

しかもずっと学校にいたとをついたりするようになった。

口答え屁理屈を言って素直じゃない。

叱ったり、言って聞かせたり、
毎度毎度同じ事で怒って、ため息ばかり出るし、
「顔も見たくない」「でていって」とキツいことを
言ってしまう自分にも自己嫌悪になる。

最近は宿題のことで口を出すと急に泣き出し
「いまやるのー」と駄々こねるように
足をジタバタして騒ぐという。

自分はそんな所を見たことがなかったので
半信半疑だったのだが、
動画を送ってきた。

うわ、ほんとだコレはどうしちゃったのかなと
心配になってしまった。

母親が手を焼くのももっともだ。
学校でも外でもとてもいい子だと思う。
その反動ではないかと思った。

自分の見解は、
家であくたれたり泣いたりするのは
親に甘えているんだから仕方ない。
子供なりに集団の中で気を遣ったり
ストレス溜まったりしてるのかも知れない。
家の中が下の子中心になっていて、
自由に出来る場所がないんじゃないかな。
2人で話す時間も必要だよ。

と言ったことを伝えたけど
母親にとってはあまり納得出来ない様子だった。


そこでここはひとつ
Googleさんに聞いてみようと思った。

すると「中間反抗期」というワードが出てきた。

恥ずかしながら初めて聞いた。

知らなかったのだ。

反抗期と言えば
2~3歳頃のイヤイヤ期と言われる第一反抗期
小学高学~中学生くらいの思春期の第2反抗期
しか聞いたことがなかった。

中間反抗期は出る子も出ない子もいて、
一般的ではないという事らしい。

そしてこの中間反抗期が見事に
今回のケースに当てはまった。


同じような悩みを持つお母さんの参考までに
中間反抗期とは

小学校低学年くらいの時期に訪れる反抗期で、
心が成長して「自分で考えて行動したい」という
自分の意思が育ってくると起こる。

子供が悪くなったわけでもないし、
親の育て方が悪かった訳でもない。

ただそういった反抗的な気持ちになりやすい
時期であって成長過程なのだということ。


中間反抗期の特徴は
①何でも自分でやりたがる
  ・・自分で出来ることを親が先にやってしまうと泣き出す。
  ・・また自分でやってうまくいかないとかんしゃくを起こす。
②干渉されることを嫌がる
  ・・自分の考えを持つようになり、指示されたり
  ・・干渉されるのを嫌がる
③友達との関係を重視する
  ・・「集団」という意識が強くなり、家族より
  ・・友達との関係を優先する
④外ではいい子     
  ・・家庭以外のところで頑張っている分、安心できる家で
    イライラしたり、ストレス発散したりする
    ※逆に外でトラブルを起こす方には注意が必要


自己主張や反抗的な態度なども強くなるが、
自立するための大事な時期とも言える。
子供の個性が欠点に見えがちな時期とも言える。
育っている個性に気づき、
芽を摘まないよううにすることが大切だ。


どんな反抗?
①口答えをしたり、屁理屈を言う
②言葉遣いが悪くなったり、大声や奇声を発する
③約束を守らなかったり、ワザと人が嫌がることをする
④物に当たったり、暴力を振るったりする
⑤自虐的になる
⑥嘘をついたり、人のせいにする
⑦無視する
⑧不安が大きくなる
⑨素直になれない


子供にしてはいけないこと
①親が勝手にしたり、決めたりする
  ・・ゲームやIPADを一方的に取り上げる
②感情のままに怒る       
  ・・大人げなく暴力的な言葉でどなる
③支配する           
  ・・○○できたら○○あげる
④干渉する           
  ・・あれしなさい、これやったのと口うるさく云う
⑤話しを最後まで聞かず、決めつける
  ・・たとえ分かってることでも聞くことが大事
⑥突き放す           
  ・・もう知らない、勝手にすれば、出て行ってなど


子供にぜひしたほうがいいこと
①子供と2人で向き合う時間を過ごす
②子供と同じ目線になって話しをきちんと聞く
③子供の思いや要求をきく
④居心地の良い空間をつくる
⑤子供の世界を大切にする
⑥子供の気持ちを代弁する
⑦子供の行動の理由を考える
⑧絶対にダメと言うとき以外は自分の好きなようにさせる
⑨日頃の食生活に目を向ける(糖分はイライラのもと)


子供に教えると良いこと
①自分の気持ちを伝えることの大切さを教える
②怒ったときは深呼吸して、6秒待つ
③違う場所へ行って気分を変える


自分は今回知ったことで大変参考になった

あなたのお子さんはどうかな?

親は決して権力者や支配者になってはいけない。

子供のために良かれと思ってやっていることが、
実は過干渉だったり、強い支配者となって
ぎゅうぎゅう押さえつけているかも知れない。

子供は自分の言うことを聞く子分ではないのだ。

小さいうちは手取り足取り、
小学校は子供の自主性を影で見守るのが親だ。

子供の自由を大人が邪魔してはいけない。

自分で考えたり決めたりできるよう
サポートしていくのが親の務めだ。

危ないからと子供が歩く道の石ころを
すべて先に拾ってしまってはダメなのだ。

親が出来ることは、
つまづかないかハラハラ見守るだけだ。

子供が自分で考えて石を拾ったり避けたり
飛び越えたりするのを応援するだけだ。

転んでしまったら手を差し伸べて
また歩き出せるように寄り添うだけだ。

考え方は色々あるのかも知れないが、
子供はのびのび育つのが一番だ



今日も読んでくださった方ありがとうございます。

田中もなかは読者様のサポートをパワーに執筆活動をしています!よろしくお願いします!