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中島みゆきの歌が刺さる!

最近古い歌を発掘しては聞いてしみじみしている。
1990年リリースされた
中島みゆきの「あした」という歌がどうにも刺さって、
日ごと聞いて、共に熱唱する有り様だ。

歌詞を読んで、歌を聴いて感じて欲しい。
34年も昔の歌だけど、
若い世代でも刺さるんじゃないかと思う。

〈歌詞〉
イヤリングを外して  綺麗じゃなくなっても
まだ私のことを    見失ってしまわないでね
フリルのシャツを脱いで やせっぽちになっても
まだ私のことを    見失ってしまわないでね

カーラジオが嵐を告げている
2人は黙り込んでいる
形のないものに 誰が
愛なんて つけたのだろう 教えてよ

もしも明日私たちが  何もかもを失くして
ただの心しか持たない 痩せた猫になっても
もしも明日あなたのため 何の得もなくても
言えるならその時   愛を聞かせて

抱きしめれば2人は  なお遠くなるみたい
許し合えば2人は   なお分からなくなるみたいだ
ガラスならあなたの  手の中で壊れたい
ナイフならあなたを  傷つけながら折れてしまいたい

何もかも愛を追い越してく
土砂降りの一車線の人生
凍えながら 2人共が
2人分 傷ついている 教えてよ

もしも明日私たちが  何もかもを失くして
ただの心しか持たない 痩せた猫になっても
もしも明日あなたのため 何の得もなくても
言えるならその時   愛を聞かせて

優しい歌い出しから始まった歌は
やがてマイナー調へと流れてゆく。
サビの部分は歌詞もメロディも
一度聴いたら忘れられない。

*田中もなかの妄想劇場*

歌詞の内容から思い浮かぶのは、
付き合ってからもう何年もたった恋人同士。
わたしはもうそんなに若くないから
あまり着飾ったりしなくなったし
体型も変わってきてるし、
まだわたしのことちゃんと見てくれているのかな。
確かめたくても確かめようがない。
どうしたらあなたの愛が分かるのだろう。

外見がどんな姿に変わったとしても
あなたを愛してる。
こんな姿の私でもいいと思うのなら
その時は愛してると言って欲しい。

2人いつも一緒にいるのに
あなたがだんだん遠く感じる
言いたいこと飲み込んで許してきたけど
あなたの気持ちが分からない。
あなたに私を深く刻み込みたい。
ガラスでもナイフでも
私の愛で切りつけてそのまま
壊れてなくなってしまいたい。

色んな事があったけど、月日を重ねるごとに
愛はどこかに置き去りみたいに過ぎゆく毎日
あんなに辛い思いや悲しい思いもしてきた
その度ケンカしたり泣いたりして傷つけあってきた
あなたも私もボロボロに傷ついているのに
どうしてまだ一緒にいるのだろう


中島みゆきの歌にはドラマがあると感じる。
そのドラマが自分と重なる時、
吸水スポンジのように体中に染みこんで
その切なさはより一層深まってしまうのだ。


今日も読んでいただいた方ありがとうございます。

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田中もなか
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