音楽制作とギター
noteをやり始めたはいいものの、いまいち使い方が分からず、とりあえず文章だけをアップしていたのだけれど、なんかnoteからポップアップみたいなので、
「画像を入れると見てもらいやすくなりますよ!」
と、アドバイスを貰ったので実験的に画像を入れてみよう、と思い、なんでもいいかと部屋にあるギターを布団で横になりながら撮ってみたのだが、元がなんだかよくわからない画像になってしまった。
撮り終えた後にギターを眺めながらボーッと音楽のことを考えていると、最近の若い人は音楽をやりたいと思った時に楽器なんか手に取ることがあるんだろうか?という疑問がふっ、と頭の中をよぎった。
音楽を取り巻く環境やテクノロジーはここ20年くらいでびっくりするほど様変わりしていて、PCどころかスマホやタブレット端末があれば、誰でも感性のままに音楽を作ることが可能な時代になった。音楽理論を学ぶ必要も高度な楽器演奏技術を習得する必要も基本的にはなくなったと言ってもいいと思う。もちろん作りたい音楽の種類によってはそういった知識や技術が必要になることはあるだろうけれど、必ずしも必要なものではなくなったと個人的には思う。
そういった非常に効率よく簡単に音楽制作できる時代にあって、楽器演奏の習得というのはあまりに時間と労力がかかりすぎるし、特定の楽器によほどの思い入れや憧れでもないかぎり、まずは楽器をある程度演奏出来るようになってから創作活動を始める、というプロセスはあまりにもスピード感がない気がする。
思いついたアイデアを素早く形にしてネットにアップする。それに対してSNSなどで即座にリアクションが返ってくる。そういう時代に、音楽を作るために楽器を弾くということの意味ってはたしてあるんだろうか?と長々と考えてしまった。
少し前に、自分より10歳くらい若い趣味で音楽制作をやっているヒップホップ好きの人、と話していた時に、
「ライブとか行った時にステージ上にドラムセットとかあるとちょっと萎えるんですよね」
と、言っていたのを思い出して、なんだか寂しい気分になった反面、こういう人たちが音楽を更新していくんだろうな、とも思った。
なんだかよくわからない文章になってしまったけれど、テクノロジーの進化によって、聴いたこともないような新しい音楽や価値観に触れることが出来るなら、音楽リスナーとしてはこれ以上ない喜びだと思う。
その上で何か楽器を弾けるようになりたいと考えている人には全力でギターをオススメしたい。最近、ギターの音が入ってる音楽がめっきり少なくなったと感じていて、それはそれで寂しいので。