コミュニケーションで変わる業績
こんにちわ、odboxです。
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今回は社員のコミュニケーションと業績の関連性への知見です。
最近経営者の方とお話をしていると社内コミュニケーションの
1ON1が有名になり、導入する所も増えているみたいですね。
少し前から、メンター制度を実践している企業や
心理的安全性を創発している企業も多くなっています。
1ON1などを行う目的としては、
①離職率の低下
②モチベーション管理
③人財リソースの把握により、適材適所を促す
④職場環境の整備
などがあげられると思いますが
実際の所、どうなのでしょうか。
本当に社内コミュニケーションが促進されると
業績は上がるのでしょうか。。。。
社内コミュニケーションと業績の関連性はいかに・・・?
先にお答えしますと、実際に
社内コミュニケーションが活性化すると、業績は上がります。
正確に言うとコミュニティーメンバー間での信頼関係が向上すると業績が上がると言ってもいいかもしれません。
2013年に論文発表された、「デザイン原則」の中で
個人よりも集団の業績を優先させる人たちのチームは、そうでないチームよりも一般にパフォーマンスが高い。という、事実が証明されました。
ライバル達からなるチームをコミュニティーに変え
共通の目標に向かって足並みを揃えさせることこそ組織の成功となる、ということです。
論文による事実からもわかる通り、これからの時代、
最高の組織を作る為に肝心な事は、どのようにしてコミュニティーメンバーの信頼関係を醸成するかだと思います。
そして有効な信頼関係を醸成の方法としてグループコーチングが最適とされています。しかし日本ではグループコーチングを導入している企業って中々耳にする機会が少ないですよね。
その理由として、日本文化が大きく関連しているのです。
【個人ー個人】では話せるが
【個人ー集団】になると滅法弱い
皆さんは自分の意見・意向を集団で話す機会は頻繁にありましたか?むしろスピーチでさえ緊張する方が多いのではないでしょうか。
日本では、「阿吽の呼吸・空気を読む・以心伝心」という言葉もある通り「察する文化」が他国よりも強い傾向があります。
これを専門用語では、ハイコンテクスト文化と言います。
つまり、抽象度が高くてもある程度理解ができるということ。
ただハイコンテクスト文化にはある前提条件があり、それは「共通の経験」があるということです。ただ現在は多様化の時代、基本的に「人と違う」ことが前提です。
広告とかでも「みんな違って、みんな良い」というのもありますね。
その際にはローコンテクスト文化を踏まえてコミュニケーションをとりましょう。わかりやすく伝える、情報を正確に伝えることが重視されます。
何も聞かずに察して動くのではなく、前もって相手のニーズを細かく聞いて動くことが求められ、聞く側だけでなく、伝える側の能力なども大切になって来ます。
それが出来て初めて相手を理解し、相手の為に動ける状況ができるのです。
その様な細かいコミュニケーションは業績を上げるチームを作ること
ライバル達からなるチームをコミュニティーに変え共通の目標に向かって足並みを揃えさせることができる第一歩となるのではないでしょうか。
これらを踏まえ
次回の記事は、グループコーチングとファシリテーションの知見になりますのでお楽しみに。
終わり。
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