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40代福祉専門職「仕事」「家庭」「大学院」両立の記録①

前回、私が社会人になってから大学院を目指した動機について記事をアップした。引き続き大学院選び、仕事との両立、修了して得られたもの等々…… 少しずつ記事にして行きたい。

大学院選び

私が学校を選ぶ際に大切にした3つの要件

①お金を掛けたくない。
これがまず第一要件。一部の行政や大企業のように社員の学費を負担してくれるという、夢のような?有難い環境ではなかった(大半の人はそうだと思います)。また、福祉の世界では大学院修了=即昇給・収入アップに繋がることは少ない……。費用対効果はあまり期待できないので、なるべく学費は抑えたかった(笑)。

②マネジメントの仕事を継続したい。
一時的に非常勤の職員として短時間働きながら、大学院メインの生活を考えたこともあった。しかし、当時携わっていた施設や事業のマネジメントにも強い思いを感じていた。実際、社会人向けの大学院には18時~、又は土曜の通学を設定している大学院も多い。管理職として勤務時間は調整しやすい立場にはあったが、当時新施設の立ち上げや人材育成にも携わっていたため、現実的に通学は難しいかな?と感じた。労基上は有りなんだろうけれど、新規事業の管理職が夕方16時にはいない、再々連絡つかないのはちょっと……と思ってしまった。
当時担当していた放課後等デイサービス・児童発達支援事業は、「放課後」時間がコアタイムでもあった。
→結果、通信・リモートの充実したところを選択した。
※通学したい講義は選択できる方式。

③視野の広い支援者になりたい。
3福祉士、ケアマネ、公認心理師を取得する過程で、福祉や心理について多少は学べたという自負はあった。実務や管理に携わる中で、制度や療法にも詳しくなっていった。その反面、学べば学ぶほど何か「物足りなさ」のようなものを感じることも多くなった。
「物足りなさ」を感じる要因に、私がこれまでの人生で触れてきたインド哲学や仏教の影響があると思われる。支援の現場で直面する悩みや課題は、実は千年前に「教え」や「寓話」として語られていることも多い。支援者としての視野を広げるため、近代的な心理学や福祉学と、東洋、西洋の哲学や死生観等を合わせて研究したいと思っていた。
哲学や宗教、思想、死生観など広く研究できる大学院を選択肢とした。

結果的に、通信やリモートの体制が整っていて、リーズナブルで、福祉だけに留まらず哲学・宗教・死生観等を広く研究出来そうな大学院を選ぶことにした。
次回は、研究テーマや研究計画書について記事にしてみたい。


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